今日のお手紙

     

手紙社2013年の出店型イベント第一弾は「布」をテーマに!「かわいい布博」at 町田パリオ 2/22(金)〜24(日)


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私、フジエダは専門学校を卒業後、アパレル系素材メーカーに勤めていました。最初の一年くらいは機械をいじったり、何kgもの糸を担いで、工場の間を回ったりという、いわゆる“現場”の仕事をしていました。染工場の酢酸の匂いや、糸を繰る時のモーター音を、時々懐かしく思い返します。重厚な作りの生産用の機械は、古き良き時代の名残を残してあたたかみに溢れていました。そういった仕事の中で諸先輩方から多くのことを学ばせていただきました。しかしながら、現在の多くの日本の製造業がそうであるように、時代の荒波は容赦なく製造業に降りかかっていました。それに携わる方々の高齢化と、アジア諸国の新興による注文量の減少です。どうにかしなくてはいけないけれど、どうしたらいいのかわからない。長く身を置けば置くほどに、そんな気持ちが心の奥の方に溜まっていきました。

話は変わって、手紙社が主催していた大きなイベントの一つに「もみじ市」というイベントがあります。数年前までは、ボランティアスタッフとしてその場に参加していました。既に内輪の人間となってしまった立場でいうのもおこがましいのですが、人の温かさに包まれ、幾多の感動を生みだす素敵なイベントです。周囲を巻き込み笑顔で満たしていく、そんな不思議な魅力にあてられて、いまから1年と3カ月前、僕はある一つの思いを抱いて手紙社の門を叩きました(今の今まできちんと言葉にできたことはないのですが)。

その思いとは、「いつか自分も、布や洋服にたずさわる活動を続ける作り手たちが集い、そこを目指すような『場』を作りたい」といったものです。もみじ市のように、そのイベントに関わる人々が、おなじ目線で触れ合い、交流を深めていく。そんな場を布もので作りたいと思い描いていました。そうして拡がっていく輪によって少しでも多くの人が、布の楽しさ、奥深さに興味を持ってもらえるように。その魅力を身近に感じてもらえるように。その輪を広げていくことが布の世界に新たな光をあてて、製造業の現場に少しでも明るい未来を示すこととなるように。

ありがたいことにこの度、その想いを形にする最初の一歩を踏み出す機会をいただきました。㈲アパートメントの滝口さんのご紹介で、町田駅近くのレトロなビル「パリオ」の4Fフロアを使わせていただけることになったのです。屋内のスペースの(雨の心配がない!)魅力的な場所です。

イベントのタイトルは「かわいい布博」。ずいぶんと大壮なことを掲げてしまいましたが、まずは最初の一歩をきちんと踏み出そうと思っています。もみじ市の規模とまでは行かないまでも、楽しくワクワクできるイベントにするつもりです。詳細は、今月の下旬に公開予定の公式サイトでお伝えできる予定ですので、みなさま、どうぞお楽しみに。

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