今日のお手紙

     

紙ものまつりに「紙の量り売り」が登場!

紙ガール&紙ボーイに向けて、手紙社と(先ほどの記事でも登場した)吉川紙商事さんが手がけているプロジェクトのプロローグが、「紙ものまつり」でお目見えします。そのプロジェクトとは、「断裁片活用プロジェクト」。

断裁片とは、印刷加工の過程において必ず出てしまう、余ってしまう紙のこと。これらの紙は、通常なら捨てられる運命にあるのですが、それを活用できないかと、吉川紙商事の紙ガール・市川史織さんが立ち上がったのが、このプロジェクトのきっかけ。

「余った紙」というと、か細い、みすぼらしい紙を想像するかもしれませんが、さにあらず。下の写真をご覧ください。これは、先日の元気マルシェのときに、先行して販売した断裁片です。

ほら、こんなに立派な紙なのですよ。このプロジェクトが面白いのは、なかなか一般の人が買うことのできない、風合いのある、特徴のある、高級な紙がふんだんにあること(これ、吉川紙商事の得意分野)! どんな紙かって? わかりました。ずらーっとご紹介しますね。市川史織さんによる解説です。

●NTラシャ
1949年発売の国産ファインペーパーのパイオニア的存在。
元は、ラシャ(厚地の毛織物)や毛糸のくずを混ぜて作られていた紙。
色数も豊富で、コットンが25%以上配合された環境にもやさしい紙。

●レーヨン大礼紙
大礼紙は、淡いパールの繊維がすき込んである、和紙の代表の様な紙。
冠婚葬祭などに使われる事が多い。

●紀州色上質
全部で33色と豊富な色数を誇る色紙!
巻取りには、「レインボーロール」という名前がつけられているほど。
薄紙から厚紙まで、厚さも豊富です。

●Mag
雑誌古紙が配合された、他にはない風合いを持つ紙。
名前は【Magazine=雑誌】からきています。

●STカバー
イギリスの木炭紙(もくたんし/主にデッサンの材料とする紙で、細長い棒状の木炭で描く)をイメージした簀目模様の紙。

●トーヨーコットン
簀目模様で、STカバーに良く似ているが、世間では、実はすでに廃番になっている紙!

●シャイナ―
名前は、【shine=輝く】からきているよう。色の着いたベース紙に、ランダムな輝きを放つパールが映える紙。

●スノーペトル
雪の花ビラをあしらった模様が個性的。紙ガールイチオシ!?

●江戸小染め はな
小さな花柄のパターンをエンボスした紙。だけど、人によっては、花に見えたり、雪に見えたりするかもしれません。「かすみ」「うろこ」という、かわいらしい仲間も!

●新局紙
一見普通の白い紙。よーく見ると紙の地合いがもやもやしていて、なんとも風合いが感じられる紙。

●テンテンレザー
発売時に20色だったので、【Ten+Ten (10+10=20色)のレザー柄=テンテンレザー】という名前が付けられたとか…(現在は19色しかなかったり…)。

●レザック66
どこか懐かしい感じもする、誰もが一度は見た事ある?!
学校の文集の表紙なんかでもお馴染みの紙。1966年にできたから、名前にも66!ほんとうですよー。

●スペシャリティーズ
紙にアルミフィルムを蒸着(熱の力で転写!)した、ギラギラ存在感抜群の紙。

●書籍用紙
その名の通り、書籍に良く使われている紙。クリーム色がなんとも優しい雰囲気。

●ノーカーボン
伝票や申込書、契約書などでお馴染み。
重ねて書くと複写できる、不思議な紙のこと。
紙の両端がうっすら発色しているのが分かるでしょうか?? 
はかなげな雰囲気。密かにいちおしの、紙のかけらです。

いかがですか? 想像力のかき立てられる、魅力的な紙ばっかりでしょう。

そして、このプロジェクトの何よりも素晴らしいのは、これらの紙が、お安く買えるということなのです! 今回の紙ものまつりでは、量り売り形式で販売します。価格は、どの紙でも一律1グラムあたり3円! 例えば、ポストカードサイズのNTラシャは、1枚約4グラム。つまり、12円。これ、普通に買うと(一般の人はなかなか買えないですが)、5倍〜10倍の金額になるはずです。

なかなか写真では紙の風合いや質感をお伝えしにくいので、ぜひ、紙ものまつりでお手に取って、ご覧くださいね。眺めているだけで楽しいよ!

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