今日のお手紙

     

どう説明したら、みなさんが来てくれるだろうか? ジャック・タチの映画「ぼくの伯父さん」の上映会のことです。

2015年11月2日のお手紙

さて、どう説明したら、みなさんが来てくれるだろうか? 11月8日(土)に行われる上映会「ぼくの伯父さん」のことです。

映画史に残る監督であり、脚本家であり、俳優であり、美術家であるジャック・タチの代表作であるこの映画は、“あなた”にとって、一生に一度は観なければいけない映画です。

“あなた”とは、なんらかのきっかけがあり手紙社のwebサイトを訪れてくれた人であり、あなたが手紙社の世界観に少しもで興味を持って下さっているのだとしたら、この映画は、手紙社のルーツのひとつを探るような映画だからです。

今回、ジャック・タチの名前を初めて聞いた人でさえ、ぼくたちの“この惑星”に暮らす住人の方であれば、なんらかであれ、ジャック・タチの世界観の、美学の、彼が生み出して来たものの影響を受けているはずです。

映画の詳細や、ジャック・タチという人物の魅力については、私が多くを語る必要はありません。ぜひ、下の2つのレポートを読んでいただきたいと思います。That’s all.

ぼくの伯父さん/映画作品紹介 CINEMA TOPICS ONLINE
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3376

今必要な笑いとは? いとうせいこうがジャック・タチ作品を語る
http://www.cinra.net/interview/201404-jacquestati

ジャック・タチの美学、この映画が持つ色、音楽、構図、美術の素晴らしさをみなさんに見ていただきたい。笑えて、ほろりとして、ものづくり魂が激しく刺激される映画を、ぼくはこの映画以上に知りません。

実は「ぼくの伯父さん」は1959年、アメリカアカデミー賞の外国語映画賞を受賞しています。かつてのアメリカのサイレントムービーのスターたちを敬愛するジャック・タチは、オスカーを獲得した際のスピーチで、こう言いました。

If Hollywood had not done so many funny pictures, I would not be here tonight. For all those great comedians, I am not the uncle, but the nephew.
「ハリウッドがもし、あんなにたくさんの面白い映画を作っていなかったとしら、私は今夜、この場所にはいないでしょう。彼ら偉大なコメディアンの先輩方から見れば、私は“伯父さん”ではないのです。私は彼らの“甥っ子”なのです。

つまりぼくが言いたいのはこういうことです。ぼくたちもまた、ジャック・タチの甥っ子なのだと。

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