今日のお手紙

     

【中村風鈴店 ノスタルジック手紙舎音色めぐり atつつじヶ丘本店】藤村洋介さんの作品をご紹介

風鈴の短冊を担当する木版画家 藤村洋介さんは一つの版木を様々な作品に変えていく変幻自在な作家さんです。

藤村さんの作品作りは木版の製作から始まるわけではありません。藤村さんの作品に和紙は不可欠。作り出す木版作品にあった素材、そしてインクが鮮明に沈み、和紙への吸い付きや滲み具合など緻密に計算された和紙を自ら漉くことから始まります。

そうして版木との対峙が始まります。藤村さんの木版画模様は中村風鈴店の特徴である日々の生活風景を映し出すもの。『あっ!』 と驚いたり、しんみりと感じ入ったり、藤村さんの作り出す短冊には『京都』、『面白い』、『夏らしい』、『涼しい』の4つのテーマがあるそう。その中でも京都の空気は色濃く模様の中に存在しています。そうして繊維が絡まったほどよい厚みの和紙の間を京都の風が通り抜け、あの涼やかな鈴の音色を生み出していくのです。

藤村さん個人の作品の一つである行灯。こちらは明かりを灯した時、和紙に刷られたインクによって灯りが曇らないよう版画用インクと染料を組み合わせ、灯りが透けるよう工夫されています。藤村さんの作り出した灯りで過ごす夏の夜。夜が訪れるのが楽しみになりそうです。

藤村さん個人の作品は中村風鈴店の短冊作りの延長にあるとのこと。木版画を手ぬぐい、シャツ、行灯へと様々な作品に変化させ、自らの作品として誕生させています。そして藤村さんの今年の新作は日傘。藤村さんが作り出した木版画をまとった日傘に太陽の光がキラキラと差し込み、町の中のひとつ風景を作り出すような作品になるのでは。ぜひ実際にお手にとって藤村さんの作り出した世界を感じてみませんか。

【中村風鈴店ノスタルジック調布音色めぐり】
会期:2017.6.20(火)~6.25(日)
場所:手紙舎 つつじヶ丘本店
東京都調布市西つつじヶ丘4-23-35 101
tel 042-444-5331
時間:11:00~18:00
作家在廊日:6/24(土)、 25(日)
中田誠HP藤村洋介twitter
 

(C)tegamisha since2008