今日のお手紙

     

後藤由紀子さんトークイベント(8/19)&著書フェア(8/15-9/3)〜『家族が居心地のいい暮らし』出版記念〜

今からちょうど10年前。出版業界に元気がない、という声が”普通”になって来た頃、一冊の雑誌が颯爽と創刊されました。世にファッション誌は数あれど、文字通り“ナチュラル”をコンセプトにした雑誌はそれまでになかったこともあり、売れ行きはすさまじく、業界でも大きな話題になりました。

その雑誌『ナチュリラ』の創刊号の表紙を飾っていたのが、後藤由紀子さんです。モデルでもなく、女優でもなく、だけど、確かなる存在感を放っていた女性は、静岡県沼津市の雑貨店の店主でした(モデルや芸能人ではない女性をファッション誌の表紙に持ってきたことも、当時ナチュリラは新しかった)。

その後、縁があり、後藤さんとお話しする機会が出来た時、「ツンとすました人だったらどうしよう」と、正直身構えていたのですが、実際の後藤さんは、拍子抜けするほどこちらを緊張させない方で、どちらかというとコメディエンヌとしての才能を持った(?)、楽しい方でした。

しかし、これまでに9冊の著書を持ち、メデイアでの仕事の機会も多く、お店を数少ないアルバイトの方と切り盛りし(基本的にはご自身が店頭に立っています)、妻として、母として生きる後藤さんがただ者であるばずはなく、いつも僕はそれを探りたいと思っているのですが、今回の著書『家族が居心地のいい暮らし』を読んで、その秘密が少しだけわかった気がします。

後藤さんはよく、「7分目くらいがちょうどいい」と言います。家事との向き合い方、家族との距離、自分のお店との距離……。ともすれば「いい加減」に聞こえる「7分目」は、後藤さんにとっては「好い加減(よいかげん)」であり、そこにこそ、後藤さんの美学がある気がします。それは、ガチガチに固まったものではないけれど、「しなやかな美学」ともいうべきもの。

今回、後藤さんの著書のフェアを本とコーヒーでやらせてもらうことになった時、是非とも、後藤さんをお呼びしたいと思いました。後藤さんの話を聞く時間が、後藤さんと語らう時間が、後藤由紀子という生き方を、そのしなやかな美学の正体を探る時間になればと思います。

めったにない機会、皆様のお越しをお待ちしています。

手紙社 北島 勲

【『家族が居心地のいい暮らし』出版記念・後藤由紀子さんの著書フェア】
期間:8月15日(火)〜9月3日(日)
場所:本とコーヒーtegamisha(調布市菊野台1-17-5)
内容:最新著書『家族が居心地のいい暮らし』を始め、これまでの後藤由紀子さんの著書をずらりと並べます。著書の中から手紙社のスタッフが「ここを是非読んでほしい!」というところに“赤線”を引いて、パネル展示します。

【トークイベント「後藤由紀子という生き方」】
日程:8月19日(土)
開場:17:00
開演:17:30
参加費:2000円(1ドリンク別途)
場所:本とコーヒーtegamisha(調布市菊野台1-17-5 1階)
内容:後藤由紀子さんをお招きし、トークイベントを行います。最新著書をテキストに、後藤さんの家族・仕事・人生との向き合い方を紐解くような時間になればと思います。トークイベント終了後には、サイン会も行います。
お申し込み方法:8月9日(水)17時30分より、こちらのサイトでご予約を受け付けます。

【後藤由紀子さんプロフィール】
2003年2月、地元である静岡県沼津市に作家ものの器や洋服、生活道具、書籍などを扱う店「hal」をオープン。店はもちろん、その生き方は、多くの雑誌・書籍などのメディアに取り上げられている。著書に『毎日のことだから。7分目くらいがちょうどいい』『狭くても、料理が楽しい 台所のつくり方』『後藤由紀子の家族のお弁当帖』などがある。
hal
http://hal2003.net/

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