今日のお手紙

     

【小谷田潤 個展『二度(ふたたび)の器』】その2・もみじ市 2008「旅と音楽」をふたたび

2008年から「もみじ市」は、多摩川河川敷で開催するようになりました。新しい場所、できることが増えた中で、小谷田さんはその場をどう感じながら出店していたのでしょうか。その年のテーマは「旅と音楽」。草地にそよぐ風に撫でられ、川辺から流れてくる旋律と共鳴する器が目に浮かびます。

この頃小谷田さんの器の定番として確立しつつあった「ハイジボウル」はまさに、「こんな器欲しいな」を実現させた使い勝手の良い器。「アルプスの少女−−」の中に出てきそうな親しみやすさがあります。余談ながら、この年のもみじ市に合わせて制作されたイメージアルバム「旅と音楽と、」発売時の、小谷田さんのコメントが印象的でした。ストイックに粘土と向き合う小谷田さんの姿が見えてくるようです。

【小谷田潤さん2008年の器を語る】

今ではあたりまえのようですが、この頃「手作り市」のようなイベントと音楽フェスとの組み合わせはとてもめずらしく、出店しながらもうっすら聞こえてくる演奏にしみじみ幸せな時間だなあと、感じていました。

2006年のもみじ市でおいしいカレーを作る料理人とコラボする機会をもらい、作り始めたのがこのボウルです。音楽を聴きながら、カレーを食べて、食べ終わったら器をお土産に持ち帰るという斬新な企画でした。

旅に音楽が加わり、そんな風景に似合いそうな、持ち歩いてほしい器です。

今では、カレーだけでなくスープやどんぶりにも使ってもらえるよう「ハイジボウル」という名前にしています。ハイジは絶対カレーなんか食べてないでしょうけど……。

ちなみに小さい方は、「ヨーグルトボウル」です。何か良いネーミングがあったら教えてください。

【小谷田潤 個展 −二度(ふたたび)の器−】
会期:2018年4月3日(火)~4月15日(日)
※4月9日(月)は定休日
営業時間:12:00~23:00(22:00 LO)
※4月8日(日)はライブのため16:00まで
場所:手紙舎 2nd STORY
東京都調布市菊野台1-17-5 2F
tel.:042-426-4383
小谷田潤公式サイト:koyata jun ceramic works

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