今日のお手紙

     

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』】作品紹介その1

8月1日の個展初日に向けて、続々と松本寛司さんから作品が届けられています。手彫りによる木工の道具は、どれも一度は使ってみたくなるものばかり。長く使えるお気に入りの“ひとつ”を見つけるまたとない機会です。どんなものが当日並ぶのか、みなさんに少しだけご紹介したいと思います。

まずは、根強い人気のカッティングボード。一本の木から切り出される作品は実に多様です。食卓に馴染み、どんな料理も映える松本さんのカッティングボード。荏油や亜麻仁油でコーティングされているものは、肉や野菜、チーズなどを瑞々しく。反対に油を塗っていないものは、パンを乗せると水分を吸収してカリカリの状態がキープされます。立てて置くと、まるで木の精のような愛らしさもありませんか? 色々な種類を手にとって吟味してみてくださいね。

続いては平皿や深皿の数々。この深皿は、ナラの木から彫り出して漆をかけたもの。丸皿と角皿は、栗の木を使い、荏油で仕上げたものです。陶器や金属の器に慣れていると、木の器でご飯を食べることが新鮮です。生命をいただいている、という実感がより強く湧いてきます。松本さんの手がける木の器は、ノミの痕跡が静かに輝いているので、特に食べ物をより美味しく、逞しく見せてくれます。

最後にご紹介するのは、カトラリーと調理器具です。ファンの多い木ベラをはじめ、バターナイフ、コーヒー匙、スプーン、そしてユニークな一体型フォーク&スプーン。ブラウンのものはウォールナット、その他はナラの木を主に使っています。それぞれ荏油で仕上げ、ツートーンのスプーンはこげ茶の部分が漆塗りです。鍋に入れた時や口に入れる時の心地よい角度の計算された道具。握りの感触の良さは言うまでもありません。

木の道具は、1年に1回でも荏油や亜麻仁油を塗ってメンテナンスするだけでよく持ちます。10年は安定して使い続けられると考えれば、決して高い買い物ではありません。松本寛司渾身の作品が勢揃いする今回の個展で、ぜひ食卓のパートナーを探してみてください。

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』 】
会期:2017年8月1日(火)~8月13日(日)
※8月7日(月)は定休日
営業時間:12:00~23:00(22:00 LO)
場所:手紙舎 2nd STORY
東京都調布市菊野台1-17-5 2F
tel.:042-426-4383
松本寛司公式サイト:KANJI MATSUMOTO

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』】8/5(土)、6(日)コーヒーフィルターホルダーをつくるワークショップ

8月1日(火)〜13日(日)の期間、手紙舎 2nd STORYにて開催される、松本寛司さんの個展『日常に木を感じる生活』。会期1週目の週末には、松本さんと木工を体験するワークショップが開催されます。

DIYとも彫刻とも少し異なる木工の世界。原点はもしかしたら「鉛筆を小刀でいかに美しく削るか」。そんなところにあるのかもしれません。久しぶりにナイフを持って木の香りを吸い込みながら手を動かせば、しぜんと手先の感覚が研ぎ澄まされていくはず。今回お作りいただくアイテムはコーヒーフィルターホルダー。2枚の扇型に切り出された板を削って磨いて、紐で繋げて仕上げます。壁掛けタイプなので、ちょっとしたインテリアにもなりそうです。素材が“木”だからこそ、そこから取り出すフィルターで淹れるコーヒーは余計に美味しく感じられることでしょう。

大人の夏休み工作。1日だけクラフト作家になりきって、熱中する心地よさを味わってみませんか?

【コーヒーフィルターホルダーをつくるワークショップ】
日程:8/5(土)、8/6(日)
時間:9:30~11:00
価格:3,500円(税込)
定員:各回10名
お申し込み方法:こちらのサイトにて7/26(水)正午より受け付け開始いたします。

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』】
会期:2017年8月1日(火)~8月13日(日)
※8月7日(月)は定休日
営業時間:12:00~23:00(22:00 LO)
場所:手紙舎 2nd STORY
東京都調布市菊野台1-17-5 2F
tel.:042-426-4383
松本寛司公式サイト:KANJI MATSUMOTO

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』 at 手紙舎 2nd STORY 8/1〜13】工房を訪ねて

8月1日の個展初日まで、あと2週間に迫ろうとしています。松本寛司さんの、浮遊するような、それでいて触覚的な木工作品の数々がどのような場所から生まれてくるのか。工房を訪れる機会が今年のはじめ、そして1か月前の2度ありました。制作過程よりも、どんな場所に身を置いて制作しているのか、というところにどうしても興味が湧きます。

愛知県豊橋市の作家宅から車で走ること40分。渥美半島の、太平洋が目と鼻の先にある静かな土地にその工房はありました。制作の合間でも、趣味であるサーフィンに思い立ったらすぐでかけられる場所。サーフィンは木工で負担のかかる腕や腰の調子を整えるのに最適なのだそう。しかしそれ以上に、誰もいない海で波に体を委ね、何も考えずに揺られることで、地球と一体となる感覚が得られ制作へのインスピレーションにつながるのだといいます。

工房は大きく分けて2部屋。木の板から電ノコやサンダーでざっくりと形を切り出す“作業場”的なスペースと、ナイフやノミで削ったり、亜麻仁油を刷り込んだりして仕上げる“アトリエ”的なスペース。静謐の中に様々な木の香りが充満していて、その場にいるだけで、作家の感性や作業時の緊張感がひしひしと伝わってくるようです。

制作の現場に触れ、お話を聞いていると、松本さんの普段の生活や思想の延長線上に作品があることがわかります。作家になりたての頃は、もっと鋭角的な作品をつくっていて、「この技術、どうだ!」という気持ちが強かったそうです。現在の松本作品には、すっとその木肌に吸い寄せられるような気配があります。「丸くなった」というのとは少し違いますが、長く手に馴染ませて使われていって欲しいという思いが満ちているように感じます。渥美の海、そして一番の理解者である家族との生活が、作品の表情を豊かにさせているに違いありません。

今回の個展では、日常使いのお皿やカトラリー、カッティングボードはもちろん、松本さんの真髄が垣間見られるようなアート作品も並ぶ予定です。東京でこれだけの作品を手に取り、見ることのできるまたとない機会、ぜひお見逃しなく!

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』 】
会期:2017年8月1日(火)~8月13日(日)
※8月7日(月)は定休日
営業時間:12:00~23:00(22:00 LO)
場所:手紙舎 2nd STORY
東京都調布市菊野台1-17-5 2F
tel.:042-426-4383
松本寛司公式サイト:KANJI MATSUMOTO

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』 at 手紙舎 2nd STORY 8/1〜13】


木を使うことは、地球を感じること
地球を手もとにおくことは、宇宙が日常に寄り添うこと

愚直に木と向かい合ってきた木工作家、松本寛司が手がけるのは、日常に馴染ませながら10年使うことのできる木の道具。カトラリー、皿、ヘラ、カッティングボード……。作家が道具を生み出す時、意識するのは“人間の時間”ではなく“木の時間”に寄り添うもの。食卓に木の道具があることが、土の道具や鉄の道具をも輝かせる。地上に生きとし生けるものを支え続ける木を、今、生活の中に。

木々の生命力みなぎる8月、手紙舎では初となる、木工作家・松本寛司さんの個展を開催いたします。愛知県の渥美半島に工房をを構え、間近にある海を媒介に、地球の一部としての自分を意識しながら制作を続ける松本さん。無垢の木から力強く掘り出され、繊細に磨き上げられる道具の数々。野性味とウロコのような規律が同居する鑿(のみ)跡が、光を乱反射させて作品を黄金色に輝かせます。

木の中に流れる時間に身を委ね、生命の匂いに揺られながら、長い年月を共にできる道具であること。決して安価なものではありませんが、松本さんの木工作品を一度でも手にとってみれば、その価値を解するのにそう時間はかかりません。

木の道具が日常の中で、ごく当たり前に使われること、それは木々の時間の流れ方が生活に横たわること。豊かさを求めてたどり着く、ひとつの形が松本作品の中にはあります。この機会にぜひ、見かけだけではない、芯の太い木の道具たちに触れてみてください。

「コーヒーフィルターホルダーをつくる」ワークショップ
松本寛司さんと一緒に手彫りで自分だけのコーヒーフィルターホルダーをつくることができます。ナイフで削って、磨いて、生活空間に馴染む木製ホルダーをお持ち帰りください。

日程:8/5(土)、6(日)
価格:3,500円(税込)
定員:各日10名
お申し込み方法:こちらのサイトで告知いたします。

カフェ特別メニュー
会期中、手紙舎 2nd STORYのカフェでは特別メニューをご用意いたします。松本寛司作、特製カッティングボードに盛り付けられた料理の数々をお楽しみください。

“KANJI MATSUMOTO × 本とコーヒーtegamisha”オリジナルコーヒー匙
手触りがよく、コーヒー豆の油分も馴染むスペシャルなコーヒー匙を特別に製作します。その他にもコーヒーにまつわるグッズをご用意いたします。

【松本寛司 個展『日常に木を感じる生活』 】
会期:2017年8月1日(火)~8月13日(日)
※8月7日(月)は定休日
営業時間:12:00~23:00(22:00 LO)
場所:手紙舎 2nd STORY
東京都調布市菊野台1-17-5 2F
tel.:042-426-4383
松本寛司公式サイト:KANJI MATSUMOTO

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