tegamisha


花市をはじめ、さまざまなイベントに参加しては、
みるみるうちに売り切れてしまう、
人気のパンを焼くユニット、cimai。
彼女たちが、いよいよ6月にお店を開くという噂を聞きつけました。
資金集め、借りた古い物件の良いところと問題点、
内装・外装工事や器具探しなど、
cimaiのふたりがパン屋を開くまでの奮闘記をリアルタイムで綴ります。

|第11回|内装とレイアウトを考える その2|

内装を依頼するにあたって、設計事務所の野村さんに店内のイメージを聞かれました。

私たちは、床板は黒に近いこげ茶色でクラッシック調に塗装されたものがいいこと、オーブンの前に移動式のパン棚を作りたいことを話しました。また、移動式のパン棚には、焼きあがったパンを直接のせることと、素材は無垢材で、使っていくうちにいい味が出る素材にしてほしいとお願いしました。

一時は、パン棚もアンティークの棚を探して滑車をつけることも考えていましたが、パンを直接のせたいし、食べ物を扱うお店では古いものを嫌うお客様もいらっしゃるだろうと思い、新品で作ってもらうことにしました。新しい棚は、できあがった当初は、アンティークが多いこの店で浮いてしまうかも知れません。でも、棚材にパンの油が染み込んでいくのを眺めていくのもいいな、と思いました。

細かくイメージを伝え、オークションなどを通して自分たち自身で揃えるものを整理して、設計事務所の方にお願いし、もう一度建具以外の内装見積もりを出してもらうことになりました。

そのときの見積りは、「これなら行けそう!」というものでした。そうとなれば、いよいよ工事の始まりです。5月24日のことでした。

物件は、アルミの仕切りで大きく2つに分けられていましたが、まずは大工さんが来て、そのアルミの枠を外し、壁と床に、下地材を張りました。

ガランと四角い箱だけになった店の中に、まずは大きな機材を運び入れます。オーブン業者さんが来て、オーブン、ホイロ、ミキサーをあらかじめ決めていたレイアウトの位置に運んでくれました。冷凍冷蔵庫はまだ、場所が確定できていなかったので、とりあえずお店の中に入れ、決めたら移動できるようにと、まだ台車に乗せたままにしてあります。

仕切りの壁を作り、壁にはガラス窓を入れ、もともとシャッターだけだった前面には、はめ殺しの窓と扉をつけるための骨組みを作り、電気屋さんが店内の照明配線を組み、いよいよ扉をつければもうすぐ工事終了、という6月3日。

姉が突然言うのです。「ほかの什器とか作業台はどこから入れるの?」

そのとき、あっ!と思いました。前面に骨組みを作ったいまとなっては、大きな作業台や什器が中に入れられないのです! 

私たちにできる選択肢は2つだけでした。扉から入るくらいの小さな什器や作業台を購入するか、それとも、骨組みを取り壊してもう一度やり直してもらうか。すごく迷いました。設計事務所の野村さんと大工さんに、率直にそのことを話したら、「後からやったほうがもっと大変になるし、きれいにできないから、やるなら今から取り壊してやり直しましょう」

嫌な顔ひとつせず、快く引き受けてくれたのです。それから急遽、再度打ち合わせをし、その部分の見積もりを出してもらいました。

少しプラスになってしまいますが、今後のことを考えるとそちらのほうが断然いい。再度工事に取り掛かってもらうことにしました。骨組みをはずし、せっかくやり直すんだからと、作り直すにあたっては、ドアのように移動ができる壁と、アンティークの扉をつけてもらうことにしました。

びっくりするような出来事は、まだまだ続きます。


cimaiさんからのお知らせ

[cimaiのお店がオープンしました!]

cimai
埼玉県幸手市大字幸手2058-12
TEL:0480-44-2576
東武鉄道日光線幸手駅下車徒歩20分
営業日/火曜日〜金曜日
営業時間/12:00〜18:00
*営業日、営業時間は変更する場合があります。
お問い合わせの上、お越しください。

[パンの販売を行っています]

cafe la famille
茨城県結城市結城911-4
TEL:0296-21-3559
*毎週土曜日に販売


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