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香りを届けてこそ手紙、とぼくは思う

「手紙は、プレゼントのようなもの。便箋や封筒はどれにしよう、切手はこの柄にしよう…などと、選ぶ時間も楽しいんです」

そう、「ひとつぶ」の根岸紅子(あかね)さんが話すように、相手のことを思って綴る手紙に、まさに小さな贈り物のように添えるのが、“文香”(ふみこう)です。文香とは、お香を和紙片などで包んだもの。文香が入った手紙の封を開けた瞬間、心地よい香りが広がります。何百キロという距離を超えて、大切な人に香りを届けられる。そんな文香を、根岸さんは10年以上にわたりつくり続けています。