EVENT INTRODUCTION

イベント紹介

11月9日(土)

菜花トラッド〜Irish Music and So On〜 vol.3 at 菜花− 11/9(土)


▲菜花トラッド vol.2 より

今夏、満を持してスタートした手紙社のライブシリーズ「菜花トラッド」。バウロン(アイリッシュ太鼓)奏者としてJohn John Festivalなどで活躍するトシバウロン氏をナビゲーターに迎え、アイルランドを軸にスコットランドや、北欧4国、アメリカ、オーストラリアなどのトラディショナル音楽をフィーチャーしていきます。

第3回でご紹介するゲストは、フィドル(ヴァイオリン)のキャメロン・ニュエルさんとハープの松岡莉子さん。2人は共に英国王立スコットランド音楽院出身で、スコットランドを拠点に活動しています。そう、今回のトラッドはアイルランドと並んでラグビーでもお馴染みの“スコットランド”に焦点を当てました。ニュエルさんのフィドルは、スコットランドの中に数ある伝統奏法の中でも、オークニー諸島の伝統を母親から受け継いでいます。松岡さんは日本人でありながら、スコットランドで開催される英国最大のケルティックハープコンテストで優勝している実力者。今回、2人の来日で叶ったスペシャルなライブ。スコットランドの伝統料理とともに酔いしれてみませんか?

《こんな2人が演奏します》

現在、菜花トラッドのナビゲーター・トシバウロンさんは、RCS(英国王立スコットランド音楽院)の同窓生2人と日本各地のツアーを回っています。一緒にいる時間を通じて、2人のキャラクターが見えてきたそうです。一体どんなタイプなんでしょう? トシさんにお話を聞いてみました。

キャメロンは現在24歳。4人兄弟の末っ子で、おおらかな性格です。家族想いで、母親出身の島、オークニー島の音楽を主に演奏しています。フィドルのスタイルはおおらかで、流麗。音色がとても綺麗です。伝統音楽だけでなく、ジャズやブルース、電気音楽など他のジャンルも愛好しています。

大学では授業に遅刻したり、単位ギリギリを狙ったり、課題提出期限の交渉をしたりと、ちょっとぐうたらな印象があります。しかし、楽曲のアレンジや作曲に関しては真剣です。オンとオフの切り替えをしっかりして、とりわけ音楽に関しては妥協せず取り組む姿勢があります。性格は温厚で、決して怒らず、若くして人間ができています。嗜好もハッキリしていて、感覚が鋭く、頭の回転も速い。日本の滞在も、食に自然にめいっぱい楽しんでいる印象です。

松岡さんは、大阪府豊中出身、3人兄弟の長女です。そのせいか、気配りに長け、周りを思い遣るお姉さんでもあり、キャメロンのよき世話役です。キャメロンには日本のお母さんと言われています。スコットランドの象徴的な楽器ハープの演奏家で、スコットランドの最先端奏法を取り入れた、多彩な表現には圧倒されます。

大学では(本人は謙遜していますが)キャメロン曰く、優等生で、努力家で、真面目に練習し、課題にしっかり取り組むタイプだそうです。キャメロンがウサギなら、松岡さんはカメでしょうか。しっかり成果を出す。一度、練習で「キャメロンはすぐ休みたがる」とぼやいていました。聞けば松岡さんは休まずにずっと練習できる、と言っていたのが印象的でした。

一緒にいて感じるのは意志の強さ。日本人でありながらスコットランドの伝統音楽に取り組むという、ある意味逆境のような状況でも跳ね返していく。ハープコンテストの優勝を勝ち取ったのもその現れでしょう。また責任感が強く、優勝者として恥じない演奏をと、ストイックな姿勢で鍛錬に臨んでいるのが印象的でした。

気質の違う2人がお互いの足りない部分を補い合い、コミュニケーションを取り合い、時にぶつかりながら、リスペクトを欠かさず、物を作り上げていく。今回の音楽は、スコットランドの伝統音楽でありながら、2人が共同で作り上げる期間限定の芸術作品だと思います。どうぞ、お見逃しなく!

 

◎当日お楽しみいただけるフード
サーモンのスコットランド風フィッシュ・アンド・チップス/ポテトスコーン/クラナハン

【菜花トラッド〜Irish Music and So On〜 vol.3】
開催日:2019年11月9日(土)
開場・受付開始:17:30
開演:18:30(20:30終了予定)
出演:キャメロン・ニュエル、松岡莉子、トシバウロン(John John Festival/Karman)
ライブ入場料:¥4,000(小学生2,000円、未就学児無料) *菜花の食事、1ドリンク付き
定員:35名
会場:手紙社 菜花
(東京都調布市下石原2-6-14 ラ・メゾン1階)
お問合せ先:tel.042-444-5367
ご予約方法:
こちらのサイトにて受付中!
*ご予約は前日まで。当日料金は¥4,300(小学生¥2,300)となります
*お食事とセットのライブとなっておりますので、当日キャンセルの場合¥1,500(小学生¥1,000)のお支払いをお願いいたします

《キャメロン・ニュエル(Cameron Newell)プロフィール》
スコットランド、エジンバラ出身のフィドル奏者。伝統音楽が盛んなオークニー諸島の伝統的なスタイルが反映された彼の演奏は高い評価を受けている。2017年、シンガーソングライターのアミー・ヒルとアルバム「Getting Ready for a Swim」をリリース。2019年5月には、エジンバラを拠点としたバンド「Sanna」のデビューアルバムにフィドル奏者として参加。現在、英国王立スコットランド音楽院、伝統音楽学科の修士課程に所属し、アリスター・マカロック(Alistair McCulloch)のもとで研鑽を積んでいる。

《松岡莉子(まつおか・りこ) プロフィール》
ケルティックハープ奏者。英国王立スコットランド音楽院(Royal Conservatoire of Scotland)スコットランド伝統音楽科修士課程を2019年に修了。2018年、英国スコットランドで開かれた英国最大のケルティックハープのコンクール“The Princess Margaret of the Isles Memorial prize for Senior Clarsach”にて優勝。スコットランドで毎年行われるケルト音楽の祭典「ケルティックコネクション」や世界最大規模のハープの祭典「エディンバラハープフェスティバル」へ出演するなど、スコットランド現地においても活躍を続けている。

《トシバウロン》
日本では数少ないバウロン専門のプレーヤー。他の楽器と波長を合わせグルーヴを作り出すことに長けているが、首が曲がりメガネが弾け飛ぶほどダイナミックな動きには賛否両論がある。2000年冬、アイルランド留学中にアイリッシュ音楽を始めパブセッションで研鑽を積む。現在John John FestivalやKarmanなどを軸に多様な活動を展開中。2012年スペインOrtigueiraケルト音楽フェスのバンドコンペティッションでは日本人初の優勝を果たし、2016年アメリカFolk Alliance International正式参加、カナダCeltic Coloursでは日本人バンドとして初の招聘を受けるなど、海外ツアー経験も豊富である。アイリッシュミュージック専門イベント企画やCD販売レーベル「TOKYO IRISH COMPANY」を主宰する。この「菜花トラッド」のナビゲーター。