21世紀のことわざ辞典 ことわざヌーボー

tegamisha

この連載では、ことわざ作家・襟尾正による時代を反映した新しいことわざを、
イラストレーター・竹村ゆみ子が、ちょっぴりシニカルにイラストで解説します。

[ 襟尾正さんプロフィール ]

[ 竹村ゆみ子さんプロフィール ]

今日のことわざ

足の小指はタンスに気づかぬもの

【あしのこゆびはたんすにきづかぬもの】

[意味]

何気ない日常が地獄に変わる瞬間がある。足の小指をタンスにぶつけた時だ。そこにタンスがあることはわかっているのに、ぶつけてしまう。つまり、頭や目ではタンスの存在に気づいているのに、足の小指は気づいていない。すべてが見えていると思っている時にも、必ず見えないものがあるものだということ。転じて、順調に思える時にこそ落とし穴がある、ということの例え。

類:「油断大敵」

[使用例]

 「じゃあ行ってくるわね。遅くなるから晩御飯は適当に食べてね」

 「あれ、今日何だっけ?」

 「高校の同窓会よ」

 「あ、そうか。……!?」

 「どうかした?」

 「あのさ、お母さん、そのまま行くの?」

 「そうよ。どうして?」

 「……あのさ、言いにくいんだけど、ほら、眉毛…半分しか描いてなくない?」

 「あら、言われてみたらそうかもね」

 「まあ、足の小指はタンスに気づかぬものっていうからね…って、気づかなすぎー」


[竹村のつぶやき]

ある作家さんが、足の指一本一本に名前をつけてかわいがってるという話を友達から聞きました。しかも、右足と左足とそれぞれちがう名前で10人分。私もまねして、いちろうさん、ふつこさん、みつおくん、よねちゃん、ごろちゃんなど…。うちの子も年に一、二度は衝突事故を起こし、目から☆が飛び出してます。

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