tegamisha


近頃、長い年月を経た暮らし道具に心ひかれます。
そんな「古いもの」への憧れから一歩踏みだし、
アンティークのお店を開くべく、階段を登り始めた女性がいます。
彼女の最初のチャレンジは、骨董市への出店。
そして突きつけられたのは、
仕入れや値付けの難しさ、自分は本当に何を扱いのかという疑問。
そんな、苦悩や試行錯誤、さまざまな出会いと喜びを
「みずたま雑貨店」の店主、ミヤタチエコさんが綴ります。

|第5回|初出店のあとに…|

初めての骨董市への出店も、午後になると、友達や骨董好きの仲間がたくさん来てくれたお陰で、リラックスして販売することができました。お客さんと、楽しく話をする余裕もでてきました。

ベルリンの蚤の市で段ボールの中から見つけた、あのかわいいカップは、ある女の子が気に入って買ってくれました。とても思い入れのあったカップだったので、買ってくれたのは嬉しいけれど、寂しい気持ちもこみ上げてきました。実は後日、私のブログにその彼女からメッセージが届いたのです。

「初めて骨董市に行って、古いものへの興味がますます募りました」

それを読んだ時、とても胸が熱くなりました。私が蚤の市で味わった感動を、少しでも彼女に与えることができたのかもしれない! この先もお店を続けていくのなら、アンティークの良さと一緒に、そんな感動を伝えられるお店にしていきたい! そう思いました。

初めての出店で、場所代がまかなえるかが不安でしたが、なんとかクリアできそうです。なにより嬉しかったのは、自分が“いい”と思ったものを、他の人がいいと思ってくださること。出店して本当によかったな、と思いました。

当初の半分以上になった商品を片づけながら、「帰りは軽くなるぞ」と喜んだ瞬間、ハッとしました。次回出店するための商品が全然足りないことに気がついたのです! 隣のお店の方からは「来月も続けて出た方がいいよ。お客さんに顔を覚えてもらえるから」とアドバイスをもらいましたが、次回の出店は1カ月後。どう考えても、そんな短期間で商品を集められそうにありません。続けるためには、仕入れを急ぐ必要がありました。勢いで骨董市に出てしまったので、恥ずかしながら仕入れのことなんて全く考えていませんでした。

次回は、仕入れのお話。


ミヤタチエコさんからのお知らせ

[骨董市に出店します]

日時:8月17日(日) 9:00〜16:00
場所:東京JR有楽町駅 東京国際フォーラム前 「大江戸骨董市
※以降、毎月第3日曜日に出店。
※出店日が変更になる場合があります。お出かけ前に、みずたま雑貨店ブログにてご確認ください。


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