tegamisha


近頃、長い年月を経た暮らし道具に心ひかれます。
そんな「古いもの」への憧れから一歩踏みだし、
アンティークのお店を開くべく、階段を登り始めた女性がいます。
彼女の最初のチャレンジは、骨董市への出店。
そして突きつけられたのは、
仕入れや値付けの難しさ、自分は本当に何を扱いのかという疑問。
そんな、苦悩や試行錯誤、さまざまな出会いと喜びを
「みずたま雑貨店」の店主、ミヤタチエコさんが綴ります。

|第9回|「かわいい骨董」をお届けします|

骨董市にはいろんな業者さんがいます。和骨董の人、西洋アンティークの人。ガラクタを大量に仕入れて売っている人。そんな人たちの中に入って、私はどんなスタイルの店を目指すのか?

私が出した結論は、自分の“好き”という気持ちを信じて、「自分と同じ世代の人が見て、いいと思うものを扱うお店にしたい」ということでした。デザインや質感がよくて心がワクワクするものを、皆様にお届けしたい。私は、自分が目指すこのスタイルを「かわいい骨董」と名付けました。

まだまだ骨董は初心者な私ですが、これからは、お客さんと一緒に少しずつ成長していきたいと思っています。そして、先輩方が大切にしてきた骨董の魅力を、同世代の人に伝えていきたいと思っています。

古いものには、月日が醸し出してくれる味わいと存在感があります。それに同じものは基本的にありません。似たものを見つけても、サビついていたり、逆にそのサビ具合が気に入ったり。形もひとつずつ微妙に違います。骨董の値段には、その月日と手間と、世界にひとつしかない価値が含まれています。

最後に、真面目なお話をさせてください。骨董の世界に足を踏み入れてから、私はものを買う時に、長い間好きでいられるものを買おうと思うようになりました。私達が買ったものが、例えば次の時代に、骨董市でみんなにいいと思ってもらえるのだろうか…。そんなことを思うようになりました。ものをむやみに捨てず大切するに心…。ちょっと偉そうですが、そういったところも骨董を通して皆さんに伝えられたらいいなと願っています。

前にも書きましたが、私は将来、自分のお店を持ちたいと思っています。今までやってきたインテリアコーディネーターの経験をいかして、アンティークと、それに似合うインテリアをトータルで提供できるようになることが目標です。

それまでは骨董市で修行していますので、この連載を読んで興味を持っていただけたなら、ぜひ遊びに来てください。皆さんといろんなお話ができたら、とてもうれしいです。そして、もし骨董市で自分だけの宝物を見つけてくださたなら、とてもうれしいです。

最後までこの連載をお読みいただき本当にありがとうございました。皆さんと、骨董市でお会いできるのを楽しみにしています!


ミヤタチエコさんからのお知らせ

[骨董市に出店します]

日時:8月17日(日) 9:00〜16:00
場所:東京JR有楽町駅 東京国際フォーラム前 「大江戸骨董市
※以降、毎月第3日曜日に出店。
※出店日が変更になる場合があります。お出かけ前に、みずたま雑貨店ブログにてご確認ください。


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