tegamisha

全国で幅広く販売しているわけではないのに、
5度の増刷を重ねている本があります。
約100軒のカフェが掲載されているボリューム、
書き手の思いがこもった文章、
かわいくて見やすくて遊び心のあるデザイン。
驚くべきはこの本が、個人の方が作った
自費出版の本であるということ。
東海地方の“カフェ好き”に圧倒的な支持を得ている
『カフェうらら』が生まれるまでの物語を、
作り手であるこんどうみきさんに聞きました。

|第12回|カフェうららを作った理由|

お手紙 最後に、こんどうみきさんがなぜ、『カフェうらら』を作ったのかを改めて、お聞きします。

こんどう 好きなことをカタチにしたかったからですね。やっぱり、すべては編集という仕事とカフェが「好き」という気持ちがあったからできたことなんだろうな、と思います。

お手紙 いろいろなタイミングもあったんでしょうけど、その時は情熱みたいなものがあふれていたんでしょうね。

こんどう あふれていましたね。辞めたからには何かしなくちゃ、というのもあったし。あと、名古屋にはかわいい本が少なかったし、いいカフェをちゃんと紹介している本もなかったので、カフェ好きな人たちに素敵に紹介してあげられたらな、とも思っていました。

お手紙 この本は、自分の手で本づくりをしようと思っている人達にとって刺激的なメッセージになると思います。いい本を作ればいいんだ!っていう。やるからにはここまでやろうぜ!っていう。

こんどう そういってもらえるのは、すごく嬉しいですね。読者の方もブログでよくそう書いてくださって。すごく嬉しいことが書いてあると、こっそり印刷しておくんですよ。手紙みたいにしてたくさん取ってありますね。忘れないようにと思って。

お手紙 読者の方からいただいた言葉で印象に残っているものはありますか?

こんどう 本当に、すべてが宝なんですが、「カフェうららに出会えて、退屈だった毎日がすごく楽しくなった」と言われた時は泣いてしまいました。

お手紙 それは嬉しいなぁ。

こんどう なんか、深く味わってくれているというか。ただガイド本のように使う方ももちろんいると思うんですけど、感じることが人それぞれ違って、みんながこの本を読んでいろんなことを思ってくれているのが、嬉しかったです。

お手紙 自分の表現を認めてくれる人がいるって、とても嬉しいですよね。いちばんうれしいかもしれない。

こんどう 作りたいって思っている人はいろいろと不安ですよね。どうしたらいいんだろうとか、わからなくて…。ひとりぼっちで心細くてへこたれそうになった時期もあったけれど、1年弱かけて最後まで妥協せず作り上げられたのは、いくちゃんや、校正をしてくれた先輩や、大好きなカフェの店主たちの温かい励ましがあったからですね。本当に感謝しているし、がんばって作ってよかったな、と心から思います。

お手紙 いやぁ、素敵な話だなぁ。今日はとっても楽しかったです。本当にありがとうございました。

おしまい

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