部員ですけど、何か?

2022.04.25

手紙社の部員は「自分の好きなことを肯定できる場所」って伝えたい

こんにちは! 私、手紙社の部員の田澤と申します。この度、手紙社部員のメンバーを皆さんに紹介することになりました。手紙社が2020年に始めた部員制度。「好きなこと」「楽しいこと」を共有できる仲間との出会い。「もうひとつのワクワクの日常」が待っているコミュニティ。今や450人以上の方が部員になっています。

「手紙社の部員ってどんな方がいるのかな?」
「部員ライフってどんな感じかな?」
と気になりませんか? ぜひみなさんに部員ライフを垣間見ていただければと思います。

第1回目は鈴木恭子さんにご登場いただきます。いちばん最初に手紙社の部員になった方です。いつも優しくかわいらしい人柄で仲間から愛されています。

・あだ名「かき氷のKYOKO」
・座右の銘「心もかき氷も ゆるめて ふんわり」

恭子さんの部員生活を、リアル部室(手紙舎 2nd STORYの上階にある402号室)にてお聞きしました!


きっかけは旦那が持ってきてくれた紙博のフライヤーです



―― 本日はよろしくお願いします! お住まいはどちらですか?

恭子さん:埼玉県越谷です。旦那と2人で暮らしています。もうすぐ住んで10年くらいになりますね。平日は私は少し短めのフルタイムで働いています。

―― 手紙社さんを知ったのはいつ頃からですか?

恭子さん:私は2018年の紙博から。旦那がフライヤーを持ってきてくれたんです。「こういう感じ、好きじゃない?」って。

2018年紙博のフライヤーと入場チケット


―― いい旦那さんじゃないですか!

恭子さん:ええ、私のこと理解してくれています(笑)。紙博も一緒に来てくれました。会場に行ったら、まだロープ張ってあるのに私そこに突入しちゃって。スタッフの人に「ちょっと待って!」って止められるくらい盛り上がっていました。好きなものが溢れている世界。「すごいところに来た!」って、夢中でした。ワクワクしたものを片端から連れて帰ってきましたね。旦那は熱気に押されて会場の台東館のロビーでポツンと待っていました。2時間くらい(笑)。

恭子さんの好きなものを閉じ込めた日記


―― イベントのフライヤーなんかも全部日記ノートに貼ってあるんですね! いい感じですね!

恭子さん:これ翌年(2019年紙博)のフライヤーです。この年はいろいろ楽しいイベントがありました。全部とってあります。後でニマニマ見るのが好きです。

―― 手紙社さん好きな人って基本収集癖がありますよね(笑)。

恭子さん:そうそう(笑)。部員のみなさんの収集、保存テクニックを参考に勉強しています。


幸せを感じる感度が上がりましたね



―― 2020年はコロナになってしまって手紙社さんもイベント中止になりましたよね。その後2020年4月に手紙社の部員制度が始まりました。入部したきっかけは何ですか?

恭子さん:手紙社さんが「すべてのお店を閉めます」となって、悲しくなっていました。最初はFacebookで部員制度を知って、応援する気持ちで部員になりました。部員になると、こんなにたくさんコンテンツを提供してくれるとも思っていなくて、少しでも応援できればと思ったんです。あと、お店もイベントもない中で手紙社さんと繋がっていたいなと思いました。でも応援するつもりが、気づけば自分が応援されていました(笑)。

―― 部員になってすぐに「北島家ラジオ」(手紙社の創始者である北島勲と渡辺洋子夫妻が、部員に向けて毎朝6時30分からお届けするラジオ番組)を聴いたり、「部員限定ミーティング」(部員になると参加できる講座や番組)に参加したりしていましたか?

恭子さん:Zoomを使用するコンテンツが多くて、最初はZoomも慣れていないしドキドキしていました。でも知り合いにZoomを教えてもらったので、やってみようかなと思って。初めて北島家ラジオを聴いたら、いきなり北島さんから「きょうこさん」って呼びかけられて、「ラジオじゃないじゃん!」ってびっくりしました(笑)。北島さんが全員に声をかけてくれるんですよね。「口角上げていきましょう」とか、北島さんの挨拶も素敵で。あと、参加者同士がチャットで交流できる。みんなが名前を呼んで声をかけてくれる雰囲気が好きになりました。今では朝に北島家ラジオを聴くのがとても楽しみです!

―― ラジオを聴いて他の部員さんともコミュニケーションも生まれつつ、そのほかのミーティングにも参加したわけですね。

恭子さん:初めての参加は、はらぺこめがねさんの似顔絵ミーティング。オンラインでお話しながら、楽しい雰囲気で似顔絵を描いていただきました。あとcotori cotoriさんのオーダーメイドハンコなど、他にもいろいろ参加しました。自分のオリジナルができるのがとても楽しかったです。あとやっぱり部室(部員限定のFacebookグループ)で好きなことを投稿してシェアするのはとても楽しい。部員さんの主催するミーティングや月刊手紙舎の前夜祭など、本当に楽しいです! 幸せですね。


―― 部員になって何がいちばん変わりましたか?

恭子さん:2020年って、やっぱりすごい年だったじゃないですか。例えばここ(手紙社の部員)を知らないで過ごしていたのと、部員になった今じゃ、たぶん大きな差が出ていた気がします。例えば、毎週月曜日の北島家ラジオで“小確幸”(小さいけれど確かな幸せ)をシェアするのが恒例になっていて、日々のなかで「あ、これ月曜日に言えるな」って発見があるんです。別に今までも同じような出来事はあったのだけれど、きっとあまり意識していなかった。それを「これ、小確幸だな」って意識できるようになりました。楽しいことをキャッチできる感度が上がったんですよね。2020年ってどんよりしちゃう年になるはずが、部員になって前の年より楽しくなりました。

部員第一号である恭子さんに特別にプレゼントした名刺。新しく部活動を立ち上げてくれた部員さんにも“部長”専用の名刺がプレゼントされる。デザインは部員のyasukaさん、印刷は大枝活版室が手がけている


―― 「楽しい」をシェアする部員さんがそこにいるじゃないですか。同じ感度でいいねって言ってくれる人たちがいるのっていいですよね。

恭子さん:そう。やりとりって大事ですよね、部室の投稿でもラジオでも。「嬉しいな、可愛いな」って自分で愛でていたものを、「そうですね!」って共感してもらえると、もっと好きになりますよね。もっと楽しくなりますよね。あと、自分の知らなかったことも知ることができて。部員・三重のtomomiさんが教えてくれたインクやガラスペンも知らない世界でした。


手紙社の部員とは初めて会っても永遠に話ができます



―― 部員生活で印象的だったことってなんですか?

恭子さん:やっぱり、部員さんとリアルにお会いすることです。初めて会うときは嬉しいですよね。

―― それまではオンラインだけの関係だったじゃないですか。実際に初めて会うのってどうでしたか? ドキドキしましたか?

恭子さん:びっくりするくらい自然な感じです。リアルでお会いしたとき、「すごい!」よりも、お互い「やっぱり!」という感じ(笑)。初めて会うのに、初めてじゃない感じ。永遠に話ができます。これが手紙社部員マジックですか? と思いながら。部員同士がいい関係を作れるオンラインプログラムを手紙社さんが提供してくれているおかげです。みんな飾らないで自分を出せる。あと手紙社好きって大前提がありますからね!

―― 部員さんとごはんを食べに行ったり、イベントなどいろいろと出かけられていますね。

恭子さん:初めて行くところでも「部員さんがおすすめするところなら行きたいな」「好きなものが一緒だから間違いない」っていうのはありますね。ワクワクします! ごはん食べたり、出かけたり楽しいです!


―― これまでの生活に、新たに部員のみなさんとの交流ができましたよね。恭子さんの中で何か変化はありますか?

恭子さん:私が会う友だちや昔の仕事仲間は、仲が良くてとても大切な人たちです。でも考えてみると、話すのはどちらかというと、これまでを慈しむ感じですよね。「あの頃こうだったよねー」って。どうしても話が昔話になってしまう(笑)。もちろん楽しいんですけれど。

―― でも、部員さんと会うと?

恭子さん:「○○したい」「え! それなぁに?」って、ワクワクする未来形の話になるんです。自分が豊かになります。自分を膨らましてくれる気がして。小学生や中学生の頃、部活や授業でできることが増えていって、「わー」って思った感覚に近いです。

―― 部員のみなさんと会うとき、ベクトルが“前”というか! 新しいものに出会える感覚は強いですよね。

恭子さん:そうなんです! 手紙社の部員になって、ブローチとはんこがものすごく好きになりました。部員のみんなに教えてもらったんです。楽しさを。「そういう楽しみ方があったのか!」って夢中になりました。使っている手帳も、はんこで可愛くしてみようかなとか。朝にブローチを選ぶ時間が嬉しかったり、カフェでブローチを褒められて嬉しかったりとか。そういうことが自分にプラスされていくのが嬉しいです。いろんな部員さんとお話して、そういうことがいっぱいありますね。


―― リアルに集えるようになって、2021年11月には、TEGAMISHA GALLERY soelで「feria de soel〜手紙にまつわるエトセトラ〜」(手紙社の部員が作り手として作品を販売・ワークショップを実施したイベント)を開催しました。部員さんが一堂に会しましたね。

恭子さん:あれはお祭りでしたね。楽しかった! 作り手さんも、そうではない方も、実際にイベントには来られない方も、それぞれが協力して。“部員力”ってものを実感しました。部員みんなが大事な参加者で、みんなで作り出せる場。これはオンラインじゃできないんですよね。“チーム”でした! またやりたいですね!

―― 新しく入部された部員さんも一気に仲良くなれる場でしたね!

恭子さん:そうですね。最初はオンラインでしか交流できなかったのが、今ではリアルに会ったことをきっかけに交流を始めることもできる。みんなが集う機会がたくさん増えてきたので嬉しいですね。

―― 今後、部員さんが集まって何かやるとしたら何をしたいですか?

恭子さん:みんなでキャンプファイヤー囲んでマイムマイム踊りたいです(笑)。

―― それって……間違いなく楽しいですね!

恭子さん:そう、みんなで集まって(笑)。アカペラ部やりたいです。あと、「声に出して読む読書会」(部員のsakuyaさんが主催しているオンライン読書会)をみんなで車座になってやりましょう、とか! 特別なことではなくても部員同士なら楽しくなるのがわかるんです!


手紙社の部員が“居場所”になったらいいな



―― 部員生活の楽しみ方ってなんだと思いますか?

恭子さん:それぞれの心地よいスタンスがいいと思います。色々なコンテンツに顔を出してたくさんコミュニケーションとる人もいるし、好きなミーティングだけ楽しむ人もいるんですよね。

―― 心地よい場所。

恭子さん:そう。部員制度が“手紙社が好きな方の居場所”になったらいいなって思います。同じ好きなものに向かっている人がここにいるんだよって。2020年は外に出られない時期があったじゃないですか。このコミュニティが“居場所”になってくれているって、そのとき特に思いました。


―― この記事を読んでいる方に伝えたいことってありますか? 部員さん、あと部員さんになってみたいなって興味がある方に。

恭子さん:好きって気持ちを肯定できる場所だよって伝えたいです。私、かき氷の機械が好きじゃないですか? それをこんなに喜んで笑ってもらえることがこれまで無かったんです(笑)。

好きを大切にできる場所。
「そうだね」って言ってくれる場所。
大切にしている自分を出してもいい場所。

―― 自分が思う以上に、いいよねって部員の皆さんが喜んでくれる(笑)。

恭子さん:みんなが「それいいね!」と言ってくれる。部員さん向けのかき氷のミーティングをやらせていただいたとき、部員のみんなが、かき氷だけでなく、かき氷の機械もチェックしてくれていて嬉しかったです。

―― すごく楽しかったです。みなさん、恭子さんのおかげで、かき氷好きになっていましたね。

恭子さん:私も部員ライフを通じて、映画を観に行くことを再び始めたり、知らなかった音楽や本を知ったりできて、ワクワクする毎日です。いくつになっても“青春”ってあるんだなって。だって、大人になってただ好きなことだけおしゃべりできる友だちって、なかなかできない。これからもっと部員さんたちとワクワクを作っていきたいです!

《インタビューを終えて》
目を輝かせながら楽しそうに部員ライフをお話してくれた恭子さん。「いくつになっても青春ってあるんだなぁ」という言葉に深く頷きました。インタビューの後、他の部員さんや手紙社代表の北島さんとも合流し、手紙舎のカフェで楽しいおしゃべりがいつまでも続きました。「好きって気持ちを肯定できるコミュニティ」の楽しさは格別なのです。この記事を読んでくださっているみなさんとも部員ライフをご一緒できたら嬉しいです!

(取材・文=部員/田澤正 撮影=手紙社/江口夏)

▶︎手紙社の部員の詳細はこちら