ぼう-けん【冒険】
成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみること。
(デジタル大辞泉/小学館より)


幼いころは「ぼうけん」と聞けば、未知なるワクワクが詰まったその言葉にキラキラと目が輝いたものです。さて、大人になった今はというと……?  

<最近「ぼうけん」してる? 思わず答えにつまったあなたに、この本を贈ります> というメッセージとともに先月5月に出版されたのが、『ぼうけん図書館 エルマーとゆく100冊の冒険』(ブルーシープ)。著者は、手紙社にて2018年から現在まで毎月開催している製本教室で、長らくお世話になっている、製本家の(本業は編集者の)永岡 綾さんです。

昨年の夏に、立川のPLAY! MUSEUMで開かれた「エルマーのぼうけん」展の出口付近では、冒険をめぐるたくさんの本を集めた「ぼうけん図書館」が展開されていました。その人気コーナーをもとに、改めて「エルマーのぼうけん」展の図録編集を担当した永岡さんが、“ぼうけん”をキーワードに絵本、童話、児童文学から一生ものの100冊をセレクト。そしてこの『ぼうけん図書館』が誕生しました。





今回選ばれた100冊のぼうけん本は、エルマーの物語に由来し、以下のように分類されています。

1:ぼうけんは、すぐそこに
2:ぼうけんは、あこがれ
3:ぼうけんは、おもいやり
4:ぼうけんは、むちゅう
5:ぼうけんは、ぶきなどいらない
6:ぼうけんは、うつくしい
7:ぼうけんは、かっこわるくたっていい
8:ぼうけんは、だれもしらない
9:ぼうけんは、かんがえる
10:ぼうけんは、たのしくなくちゃ

心躍る冒険だけでなく、ちょっぴりせつない冒険だったり、じっと考える冒険だったり、時には日常を生きるという冒険だったり。さまざまな場面で成功するしないにかかわらず、挑んで自分の世界を広げていく物語のなかの主人公たちに、失敗を恐れなかったあの頃の気持ちが蘇ってくるようです。



そこで6月26日より1ヶ月間、TEGAMISHA BOOKSTOREでは「ぼうけん図書館」展を開催。書籍内にて紹介されている100冊が、新本や古書でずらりと並びます。ぜひそれぞれの主人公のバディになった気持ちで、一緒にぼうけんに出かけてみてください。店内では可愛いエルマーの雑貨や、永岡さんが編集した書籍作品も並ぶのでお楽しみに。



さらに会期中には、製本家でもある著者の永岡綾さんが手紙社の書店で毎月開催している「週末でつくる紙文具」ワークショップのスピンオフ「ぼうけん図書館・スペシャル製本教室」を開催します!

●WORKSHOP ラインナップ●

【7/15(月・祝)】『エルマーのぼうけん(文庫・英語版)』 ドイツ装



『エルマーのぼうけん』英語版文庫(講談社)を、カジュアルなハードカバー・ドイツ装に改装します。ドイツ装とは、表紙と背で別々の素材を使う製本法。表紙の芯材が背の素材の上にかぶさることで、カジュアルな感じに仕上がります。今回表紙にはロクタ紙(ネパールのハンドメイドペーパーにプリントされたもの)を使用し、背には「週末でつくる紙文具」ワークショップでは初の、しなやかな山羊革を使います。完成したら伝熱ペンで表紙に題字を箔押ししてみましょう!(これも週末でつくる紙文具ワークショップでは初の作業です)。エルマーが「冒険手帖」を持っていたらこんな感じかも……?と妄想は広がります。


【7月20日(土)  】岩波少年文庫(古書)スイス装


『ぼうけん図書館』内でも多数紹介されている、名作揃いの岩波少年文庫。そんな岩波少年文庫の古書を、背の部分に糊をつけない、少し変わった様式の「スイス装」に改装します。スイス装とは、表紙を開くと本文の背中が見える製本法(「背開き製本」とも呼ばれます)。ハードカバーの表紙はロクタ紙(ネパールのハンドメイドペーパーにプリントされたもの)数種から、本体の表紙は無地のファインペーパー数色から、お好きなものを選んでコーディネイトを楽しめます。「週末でつくる紙文具」ワークショップでは、初めての製本法。並製本の改装とハードカバーのくるみの両方が体験できます。
*岩波少年文庫は、『ぼうけん図書館』内で紹介されている作品を含む数種をご用意。お好きなものを当日お選びいただきます(古書ではありますが極力美品をご用意します)。


【7月28日(日) 】『ぼうけん図書館』専用ブックケース


『ぼうけん図書館』(永岡綾/ブルーシープ)専用のブックケース(スリーブケース)を作ります。ブックケースの基本のつくり方を永岡さん流にアレンジし、ベースにはブラウンの厚紙、天と地の辺にはブッククロスと、異素材のコンビネーションを楽しめます。引き手のようにちょこんとつけた革紐をチャームポイントに、今回のワークショップのために作られたオリジナルラベルをつけて完成! ブッククロスは数種からお好きなものをお選びいただけます。こちらも「週末でつくる紙文具」ワークショップでは初!作品です。

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◎永岡綾「ぼうけん図書館」製本ワークショップ3部作

会場:TEGAMISHA BOOKSTORE
    東京都調布市下石原2-6-14ラ・メゾン2階(TEGAMISHA BREWERY 2階)
人数:各回12名
受付:2024年6月26日(水)18:00〜より開始
★全3回通し参加の方には、最終日に1F TEGAMISHA BREWERYのドリンク(ソフトドリンク or ビールSサイズ)を1杯サービスいたします。

【1】『エルマーのぼうけん(文庫・英語版)』 ドイツ装
2024年7月15日(月・祝)  13:00〜16:30
参加費:5,800円(税込)
受付:https://tegamisha-bookstore.com/items/66701fb8e0a19e087e08b654
*ワークショップ代には『エルマーのぼうけん(文庫・英語版)』代が含まれます

【2】岩波少年文庫(古書)スイス装
2024年7月20日(土)  13:00〜16:30 
参加費:5800円(税込)
受付:https://tegamisha-bookstore.com/items/66702033e2a9880887a9062f
*ワークショップ代には岩波少年文庫(古書)代が含まれます

【3】『ぼうけん図書館』専用ブックケース
2024年7月28日(日)  10:00〜13:30 
参加費:書籍『ぼうけん図書館』(2200円)付き 6,000円(税込)
    書籍『ぼうけん図書館』なし 3,800円(税込)*既にお持ちの方等、当日『ぼうけん図書館』を持参の方
受付:https://tegamisha-bookstore.com/items/66702151717fd908cecc20d0



●TALK●

<永岡綾 × ふわはね  ぼうけんとりっぷお話し会>



2024年5月発売の『ぼうけん図書館 エルマーとゆく100冊の冒険』(ブルーシープ)の著者・永岡 綾さんと、2024年4月発売の『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』(世界文化社)の著者・ふわはねさんによるお話し会を開催します!

永岡さんからは、“絵本のつなぎて”として作り手と読み手、親子などを繋いできたふわはねさんにおすすめのぼうけん絵本を伺ったり、ふわはねさんからは、立川の「PLAY! MUSEUM」の展覧会図録をはじめ、長年、本の編集をしてきた永岡さんに制作秘話を伺ったり。日ごろから書籍関係のお仕事をしている(実は同い年!の)お二人に、書籍作りや児童書まわりのあれこれを、緩やかにおしゃべりいただこうと思っておりますので、わいわい友達同士でおしゃべりを楽しむ感覚で、どうぞ気軽にご参加ください。

◎永岡綾 × ふわはね  ぼうけんとりっぷお話し会
開催日 2024年7月28日(日)  14:30〜16:00
会場:TEGAMISHA BOOKSTORE
東京都調布市下石原2-6-14ラ・メゾン2階(TEGAMISHA BREWERY 2階)
参加費:2000円 *別途1drink代(ソフトドリンク500円/自家醸造ビール¥800) を当日いただきます
受付:2024年6月26日(水)18:00〜より開始
   https://tegamisha-bookstore.com/items/66702285e2a98808daa9063b




2024年5月22日発売
『ぼうけん図書館 エルマーとゆく100冊の冒険』(ブルーシープ)
編著:永岡 綾




2024年4月26日発売
『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』(世界文化社)
著者:ふわはね  イラスト:布川 愛子


– ふわはね PROFILE –
絵本講師・JPIC 読書アドバイザー・子育てアドバイザー。「絵本のつなぎて」として絵本の作り手と読み手、人と人、親子の時間をつなぐ。大学で児童文学を学び、2005年絵本講師1期生として絵本講師資格取得。関西を中心に、絵本の読み聞かせや幼児教育に携わる先生への研修、記事の執筆などを行っている。2021年、自宅にて「絵本のアトリエ」(予約制)をオープン。著作に『日めくり絵本カレンダー』(ニジノ絵本屋)『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』(世界文化社)がある。大阪府在住。
Instagram)https://www.instagram.com/fuwahane/

– 永岡 綾 PROFILE –
編集者。ときどき、製本家。イギリスでブックバインディング(製本)の基礎を、また製本家・伊藤篤氏に師事してルリユール(工芸製本)を学ぶ。著書に『週末でつくる紙文具』(グラフィック社)、編著書に『本をつくるー職人が手でつくる谷川俊太郎詩集』(河出書房新社)。編集の仕事に『エルマーのぼうけん展』『谷川俊太郎 絵本★百貨典』『クマのプーさん展公式図録 百町森のうた』『アーノルド・ローベルの全仕事』(すべてブルーシープ)などがある。noteにて、製本にまつわるあれこれを執筆中。
Instagram)https://www.instagram.com/weekend.bookbinder/
note)http://note.com/reliure



さらに1F TEGAMISHA BREWERYでは、展示をイメージしたデザートも提供中ですのでこちらも合わせてお楽しみに。

<SWEETS MENU>
「ぼうけん・レアチーズケーキ 〜リモンチェッロとホワイトチョコのレアチーズ〜」

永岡綾『ぼうけん図書館 エルマーとゆく100冊の冒険』の表紙をイメージし、ブラックココアとホワイトチョコのレアチーズケーキをご用意しました。こちらは是非とも、ビールと合わせてお召し上がりたい1品。黒ビールには、土台のブラックココアや、パリパリ食感のアーモンドチュイールがよく合います。酸味のあるフルーティなビールとは、リモンチェッロとヨーグルトを加えたレアチーズ生地の風味がよく合いますよ。ビールとスイーツの組み合わせ、まだお試しになったことのないあなたには、本書冒頭の言葉をお送りします。“最近「ぼうけん」してる?” さて、冒険の扉を開けてみませんか?
 (もちろん、コーヒーやソフトドリンクともご注文いただけます)





【永岡綾『ぼうけん図書館 エルマーとゆく100冊の冒険』出版記念展】
会期:2024年6月26日(水)〜7月29日(月)
会場:TEGAMISHA BOOKSTORE(2023年11月移転オープン)
住所:東京都調布市下石原2-6-14ラ・メゾン2階(TEGAMISHA BREWERY 2階)
定休日:火 /祝日は営業、翌日休
営業時間:平日)16:00~21:00      
     土・日・祝)12:00〜21:00
電話:042-440-3477
https://tegamisha.com/news_cat/books-coffee-tegamisha/

<永岡綾さん在廊日>
ワークショップ開催日(書籍にサインもいただけます)