21世紀のことわざ辞典 ことわざヌーボー

tegamisha

この連載では、ことわざ作家・襟尾正による時代を反映した新しいことわざを、
イラストレーター・竹村ゆみ子が、ちょっぴりシニカルにイラストで解説します。

[ 襟尾正さんプロフィール ]

[ 竹村ゆみ子さんプロフィール ]

今日のことわざ

美容院ではかゆい頭もかけない

【びよういんではかゆいあたまもかけない】

[意味]

美容院でシャンプーをしてもらっているとき、「かゆいところはありますか?」と聞かれても、なかなか「はい」とは言えないものだ。かゆいところがあっても、我慢して「大丈夫です」と言ってしまった手前、シャンプーが終わったあとに自分でかくことさえままならない。人は、他人に余計な気遣いをして、自らの意志とは反対のことを言ってしまうものだということ。また、そう言ってしまったことによって訪れる悲劇的状況をいう。

類:「奥歯に物が挟まる」/対:「歯に衣着せぬ」

[使用例]

 「どうしたの、このタケノコ? こんなにたくさん!」

 「お隣にいただいたの。ご実家からたくさん送って来たんですって」

 「ですってって…。私もお母さんもお父さんも、家族全員タケノコアレルギーだっていうこと、忘れたわけじゃないわよね?」

 「しょうがないじゃない。『タケノコお好きかしら?』って聞かれたから、『大好きです!』って、つい言っちゃったのよ」

 「美容院ではかゆい頭もかけないってやつね。それにしてもお母さん、『大好き』とまで言わなくてもいいんじゃない? 『!』までつけちゃってるし…」


[竹村のつぶやき]

「かゆいとこあります」って言ったら、きっとやさしくかいてもらえるんだろうな、でも、どうやって説明するんだろか? こんどかゆかったら挑戦してみよう。

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