眠りゆく木々のかけらに
吹き込まれるいきもののかたち

3年ぶりに手紙社で開催する木工作家・山根大典さんの個展。今回の舞台は、自然界を眼前に望む街、長野県松本市です。黙々と制作に打ち込み、年々深みを増す作品の数々。流木や廃材を、その素材の魅力からも導き出されるように組み合わせ、彫り、着彩して生み出されるのは、実によく特徴の捉えられた動物たちです。

近年の作品には、博物標本のような台座やプレートがあしらわれたものも多く、「飾りたい!」という欲望が掻き立てられます。標本とちょっと違うのは、より、いきものが息づいているような、内側にキャラクターが透けて見えてくるような、愛らしさが表現されていること。今回、みなさんの気になる動物は展示されているでしょうか。抜群の存在感で景色を演出してくれる山根さんの作品を、ぜひその目でお楽しみください。

 

山根大典(やまね・だいすけ)

滋賀県にアトリエを構える木工作家・彫刻家。湖や山で拾ってきた流木や家具の端材、何かの部品や金属片、そうしたものを素材にして作品を制作。素材そのものから見えてくるかたちを生かして、像やオブジェを組み上げていくので、ユニークな表情と躍動的なラインが出現します。その作品には、モチーフへの深い興味と造形へ強い思いが込められています。

Instagram : @ymndisk

【山根大典 個展 at 手紙舎 文箱】
開催期間:2026年1月15日(木)〜2月2日(月)
住所:長野県松本市浅間温泉1-30-6
tel:0263-87-2716
定休日:毎週火曜日(水曜不定休)
営業時間:平日|10:00〜16:30(L.O.16:00)、土日祝|10:00〜17:30(L.O.17:00)
*お支払い方法は現金、クレジットカート、各種コード決済がご利用いただけます。
*文箱(松本店)では計10台の駐車場をご用意しておりますが、土日は満車も予想されます。極力交通機関をご利用くださいますよう、ご協力をお願いいたします。
アクセスはこちらをご覧ください。
Instagram:@tegamisha_fubako