tegamisha


近頃、長い年月を経た暮らし道具に心ひかれます。
そんな「古いもの」への憧れから一歩踏みだし、
アンティークのお店を開くべく、階段を登り始めた女性がいます。
彼女の最初のチャレンジは、骨董市への出店。
そして突きつけられたのは、
仕入れや値付けの難しさ、自分は本当に何を扱いのかという疑問。
そんな、苦悩や試行錯誤、さまざまな出会いと喜びを
「みずたま雑貨店」の店主、ミヤタチエコさんが綴ります。

|第6回|どうやって仕入れるか?|

骨董店を営む上で、一番重要なのが「仕入れ」です。ですから、この方法については本当は内緒にしたいところもあるのですが、少しだけお話ししますね。

インターネットで調べたり、骨董市に出店している諸先輩方から教えてもらった話を統合すると、仕入れにはいくつかの方法があることがわかってきました。大きく分けると2つの方法があります。

ひとつは、業者だけが買い求めることができる“場所”で仕入れる方法。もうひとつは、一般のお客さんと同じように買い求める方法です。

前者の方法としては、古物免許を持つ業者だけが参加できる「業者市」に参加するやり方や、一般家庭からの買い取りなどです。ベテランの業者さんになると、独自の仕入れルートを持っていて、例えば、解体される病院や学校がある時に呼んでもらえたりします。

後者の方法としては、一般のお客さんと同じように骨董市で買う方法や、ネットオークションで買う方法があります。

さて私はというと、さまざまな場所で行われている骨董市に行き、仕入れをしています。業者市などはまだまだ敷居が高いということもありますが、骨董市であれば、自分が気に入ったものをそろえることができます。とはいえ、あくまで「仕入れ」なので、好きなものだったら何でも買えばいいというわけではありません。売る時のことを考え、利益を乗せても売れそうなものを買うのが理想です。しかし、なかなかうまくいかないもので、「これは安いから売れる!」と、売ることだけを目的に買ったものは、あまり売れません。

やはり売れるのは、自分が気に入って買ったもの。しかいそういったものは、仕入れ値もそこそこ高いことが多いので、そのあたりのバランスが難しいところですが、「いい!」と思ったものは、さっと売れてしまうことが多いので、あまり売り値のことは考えず、少々高くても買うことにしています。

根付けに関しては、すべての商品に同じ利益率を乗せるのではなく、いいものが安く仕入れらた時はちょっと多めに、仕入れ値が高い場合はは、ほんの少し上乗せするという感じです。

経費を考えるともっとたくさん利益を乗せたいところだけど、高すぎても売れません。逆に、もっと高く売ってもよかったものを、たった100円利益を乗せただけで売ってしまった、という失敗をしたこともあります。

こんな調子なので儲けが少ないけれど、今はそれでもいいと思っています。今は売上げより、自分のお店のスタイルをつくっていきたいのです。仕入れ値が高くても、自分が本当にいいと納得したものだけを集めたい。いろんなスキルは後からついてくる。今は、ものを見る目と、選ぶセンスを磨いていきたいと思っています。

次回は、いよいよ会社を…のお話。


ミヤタチエコさんからのお知らせ

[骨董市に出店します]

日時:8月17日(日) 9:00〜16:00
場所:東京JR有楽町駅 東京国際フォーラム前 「大江戸骨董市
※以降、毎月第3日曜日に出店。
※出店日が変更になる場合があります。お出かけ前に、みずたま雑貨店ブログにてご確認ください。


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