太郎さんの写真箱 1箱目「笑顔の人々」

tegamisha

この連載では、寺澤太郎さんが旅先や日々の暮らしの中で撮影し、
そっとしまっておいた写真を写真箱から取り出してもらい、ご覧いただきます。

[ 寺澤太郎さんプロフィール ]

「スコップを掲げるアメリカの男」

余白
撮った写真のセレクト作業がとても苦手です。フィルムで撮影しているのでベタ焼きを見ながら選ぶのですが、とても時間のかかる仕事です。
ポートレートの場合、ほんの少しの表情で撮影の意図が変わってしまうほど微妙なのでかなりシビアにやりますが、雑誌で数ページにわたるものになると編集者に委ねることにしています。
僕が好きで選んだ写真だけで構成したら恐ろしく単調なページになってしまうでしょうから、そこは編集のプロにお任せした方がより読者に伝わるものになると思うからです。優秀な編集者は必ず僕が気づかなかった、おそらく選ばなかった傑作をベタ焼きと格闘して探し出してきてくれます。
話は変わりますが、間近に迫った「ポートレート写真展」に向けて今まで撮影したベタ焼きを見直し、展示する写真のプリントをしています。過去に撮影したベタ焼きの中から無意識に探していたものは、被写体が油断していたり、画面に余分なものが写りこんでいたりする、いわゆる「使えない写真」でした。
撮影では、余分なものは排除し、必要な部分だけを切り取るということが仕事上身体に染み付いていますが、撮影現場というものは一歩引いて見ると実に滑稽なものだったりします。
そんな、「あの時は使えなかった写真」の中の「余分」にこそ、真実や、現場の空気、大げさに言えば時代の雰囲気が棲みついていて、それが時間の経過とともに多くを語り始め、一枚のポートレート写真に「時」という概念を植えつけてくれていると感じています。

これまでの「笑顔の人々」




『寺澤太郎肖像写真館』Vo.V & 『ポートレート写真展』

2009.2.13(金)〜2.22(日)

12:00〜19:00

2008年の「花市」、「もみじ市」に次いで3回目となる「寺澤太郎肖像写真館」。
今回は東京・水道橋のUP FIELD GALLERYで行います。
これまでの屋外撮影とはちがい、ギャラリー内に本格的なスタジオセットを持ち込んでの撮影です。
スタジオ空間での雰囲気を楽しんでいただくため、予約制とさせていただき、肖像写真はもちろん、ご家族での写真など、できる限りご要望にお応えいたします。
また、別壁面において『ポートレート写真展』を開催。国内外の俳優、ミュージシャン、作家などの著名人をはじめ、「笑顔の人々」のオリジナルプリントも展示いたします。


[ 撮影料金 ]

1カット(カラーorモノクロ)20,000円

六つ切り(203mm×254mm)プリント、マット付

2カット目以降15,000円


※ 予約が必要となります。

お申込みは、UP FIELD GALLERYまでメールかお電話でお願い致します。お名前、人数、ご希望の日時などを伺います。


UP FIELD GALLERY

E-mail: office@upfield-gallery.jp

TEL: 03-3265-0320

東京都千代田区三崎町3-10-5 第3原島ビル304


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