手紙舎 前橋店で今年最後の展示を彩るのは「手紙社のフェーヴ展」。昨年手紙舎 文箱にて行いましたフェーヴ展を、今年は前橋にてクリスマスの12月25日より開催いたします。
フェーヴとは、フランスで「幸運のシンボル」と言われている、幸せを運んできてくれる小さな陶器の人形のこと。毎年1月6日にフランスの公現際(キルスト教の祝日のひとつ)に食べられる伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」の中に入っているフェーヴを引き当てた人は、その日一日王様になれるのだとか。ガレット・デ・ロワを美味しく頂くだけでなく、日本でいうおみくじのように一年の運試しとしても楽しむことができるフランスの伝統行事です。
そんな幸運と祝福をもたらすと言われているフェーヴ作品を、手紙社選りすぐりの作家さんに制作いただきました。思わず手に取って香りを嗅ぎたくなるようなフルーツのモチーフ、自然にインテリアとして飾りたくなるような花や植物モチーフ、他にもお持ち帰りしたくなってしまうほど愛くるしい動物モチーフなど、作家さんの個性あふれるフェーヴ作品が集まります。 作家さんの手によって丁寧に作り上げられた小さな小さなフェーヴは、まるで宝物のように大切にしたくなる愛おしさがあります。
立体的でリアルなデザインはどんな角度から眺めても美しく、全種類集めたくなってしまいそう。ご自身でケーキの中にフェーヴを入れて、ご家族やお友達と一年の幸運を試してみるのも楽しそうですね。
▼手紙社のフェーヴ展 参加者一覧
⚪︎Ananö(溝江里映/RIE MIZOE)
1997年より、手作りのオリジナルベアや小物の創作活動を始め、Ananöのブランド名で小物デザイナー、アーティストとして活躍。「こだわりのあるものづくり」をテーマにしたプロダクツをはじめ、企業とコラボレートの雑貨プロデュースやキャラクターデザインを手掛けている。
Instagram:@anano_depuis1997
⚪︎misaki takeuchi
2012年よりフェーヴ作家として活動を開始。展示会やイベントで作品を発表をしているほか、オリジナルのガレット・デ・ロワを毎年1月に販売。パティスリーからの受注制作も行っている。2019年、フランスのフェーヴコレクター市に初出品。宝物のような幸福感のあるフェーヴを作りたいと思っている。
Instagram:@misaki_takeuchi
*misaki takeuchiさんの作品は一部年明けからの販売を予定しております。追加される作品については、SNS等でお知らせいたします。
⚪︎po-to-bo
札幌の小さなアトリエで陶磁器の器や小物、アクセサリーを制作。真っ白な磁器にカラフルな色をのせて焼いた作品は透明感のある質感ととろりとした釉薬の美しさが楽しめる。使うことで毎日が楽しくなれるような作品づくりを目指す。
Instagram:@po_to_bo
⚪︎北原祥平
奈良県出身。愛知県瀬戸市の工房で器やオブジェなどの陶磁器作品を制作している。昔に集めたフェーブを久々に眺め、面白みを感じつつ、これらとは違う自分らしいフェーブを作りたいと思い制作されたそう。モチーフは、普段の制作でもよく扱われる人間と動物で制作。
Instagram:@kitahashohe
⚪︎fuji-gallery
千葉県在住の陶芸作家。亜麻色や緑青色の2色から生み出される、どこかアンティークを感じる作品は「時間の流れを感じる陶器」と題して制作されている。花や植物などの自然モチーフがすっと馴染み、日常に豊かさを与えてくれるよう。
Instagram:@fuji.gallery
*写真は昨年手紙舎 文箱にて開催したフェーヴ展のものになります。今年はどんなフェーヴに出会えるかお楽しみに。
また年明けからは、前橋店でも大人気なイラストレーター・くらはしれいさんが絵を担当されている絵本「王さまのお菓子」(文:石井睦美 絵:くらはしれい/世界文化社)の複製原画(ナンバリング付き)の展示販売を行います。ガレット・デ・ロワの中に入っている小さなフェーヴの人形が、この物語の主人公。今回ずらりと並ぶフェーヴ側の気持ちを想像するように、作品と合わせてぜひお楽しみください。
他にも年明けから参加予定のmisaki takeuchiさんから、自身のフェーヴをプリントしたマスキングテープやフェーヴをイラスト化したハンカチも登場予定です。
今年最後にぜひ「幸運のシンボル」であるフェーヴをお迎えし、心躍る新年をスタートさせてみてはいかがでしょうか?
【手紙社のフェーヴ展 at 手紙舎 前橋店】
会期:2024年12月25日(水)〜2025年1月19日(日)
営業時間:11:00〜18:30
定休日:月・火 *1/13(祝)は営業、1/15(水)振替休
住所:群馬県前橋市千代田町2丁目10-2 comm B1F
tel.:027-212-8183
https://tegamisha.com/news_cat/tegamisha-maebashi/
*作品は数が限られますため大量購入や買い占めはご遠慮ください