このたび、手紙社は新たに雑誌を発行いたします!

手紙社は、元雑誌の編集者であった北島勲と渡辺洋子が立ち上げました。自分たちが自「ワクワクするかも」と感じたサムシングを、自分たちにしかできないやり方で編集し発表したい。そしてそれは、これまで「店」や「イベント」という形で表現してきました。そこに新しく、自分たちの基盤となっている「雑誌」が加わります。2016年に発行した雑誌「LETTERS No2」から、6年ぶりの雑誌の発行となります。

「GARDEN DIARY」は、もともとは渡辺が前職で携わっていたガーデン雑誌の編集長が立ち上げた雑誌でした。そのバトンを受け継ぎつつ、手紙社らしさを詰め込んで、全ページ新装いたしました。

庭で育てた花を切って部屋に飾る、使う。それは、ささやかだけど確かな幸せを感じる瞬間です。植物を育てる悦び、飾る楽しさ、使う豊かさを、庭との心地いい暮らしを実現し、肌で感じている先輩たちを訪ね、実例とノウハウを交えながらお伝えしていきます。ぜひ、手にとっていただければ幸いです。

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新装刊のご挨拶

庭はその人の生き様そのもの。 庭には、その人がどんな風に生き、どんな風に暮らしてるかが現れているように感じます。人の生き方はことあるごとに変わるし、自然を相手にすれば、けして人間の思い通りにいきません。庭づくりをしている人たちは、口をそろえて言います。「そこに終わりはない」と。だからこそ、おもしろく、愛おしいのだと。

広い庭でなくたっていい。たとえ花がいっぱい咲いていなくても、放任主義の庭でも、それはそれでまたよし。いちばん近くにある自然は、目に映るだけで気分転換になり、その中に身を置けば、香りに癒され、ひんやりとした葉っぱに触れれば、気持ちいいと感じる。そこからひと枝切って飾れば、部屋の中にフレッシュな風を吹かせてくれるし、手をかけた分、庭が応えてくれたときの喜びや充実感は格別。

庭が私たちに与えてくれるものは、果てしないのです。

私は、この「GARDEN DIARY」というタイトルが、心から気に入っています。取材をするにつれて、庭と暮らしとがどれだけ密接なものなのかを、つくづく感じました。創刊編集長の安藤 明さんが、なぜこのような名前つけたのか、ストンと腑に落ちた気がします。

お手にとってご覧いただいた通り、「GARDEN DIARY」は全ページ新装いたしました。 新しい編集チームでは、庭との心地いい暮らしを実現し、肌で感じている先輩たちを訪ねながら、自分たちが「いいな」「素敵だな」と思ったことを、そのまま素直に伝えていきたいと思います。そして、この雑誌を手にとってくださった皆さまにとって、植物がもっと身近な存在になるきっかけになれたら幸いです。

書き溜めている手帳を見せ合うかのように、この「ダイアリー」を通して皆さんとつながり合いたい。どうぞ、これからの新しい「GARDEN DIARY」をお支えくださいますよう、お願い申し上げます。

GARDEN DIARY 編集長 渡辺洋子

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【雑誌「GARDEN DIARY」】
発行日:2022年10月11日(年2回/3月と10月発行)
ページ数:オールカラー160p+とじ込み付録
版型:297mm(天地)×223mm(左右)
定価:本体価格1400円(税込1540円)
発行:手紙社
販売:主婦の友社
取り扱い店:手紙社の各店舗、月刊手紙舎、全国の大型書店、バラの家オンラインショップ、amazonなど