愛知県豊橋市、渥美半島の付け根にアトリエを構え、太平洋の息づかいを背に受けながら木工による器や道具、作品を制作し続ける松本寛司さん。手紙舎 2nd STORYでは2017年の夏以来となる展示を開催いたします。

木の性格を読みながら切り出し、手で彫り込んでいくスタイルが松本さんの真骨頂。握りやすさ、口当たり、かたちの面白さなど、経験と感覚を総動員しながら1点ずつ制作された木の道具。代名詞ともいえる、カッティングボードや木べらをはじめ、器やカトラリーなど、それぞれが一つひとつ全て異なる姿をしています。風合いや佇まいを、ぜひ直接ご覧くださいね。



人とは時の流れが異なる、木々や大地の声に引き寄せられながら、削り出し形づくられた木工作品には、愛らしい表情と手ざわりが木霊のように宿っているようです。


【松本寛司 木の道具展 at 手紙舎 2nd STORY】
会期:2024年4月17日(水)〜29日(月・祝)
営業時間:12:00-18:00(17:30 L.O.)
店休日:22日(月)、23日(火)
場所:手紙舎 2nd STORY(東京都調布市菊野台1-17-5 2F)
tel.:042-426-4383

▷松本寛司(まつもと・かんじ)
1976年愛知県生まれ。仏像制作の仕事を経て、2004年から多治見市にて木の器の制作を開始。サーフィン好きが高じて愛知県田原市に工房を移し、現在は自然栽培の米作りにも勤しみながら、木材の調達をはじめ自然のサイクルの中での制作を心がけている。

公式サイト https://kanjimatsumoto.com/
Instagram @kanjimatsumoto_woodworks