“melancomic” 陰と陽が交錯する部屋

昨年の夏に開催した個展では、ユニークな空間表現で魅了したHIROKI YAGIこと、八木宇気さん。今年はさらに自身の世界観を深めた表現が展開されそうです。

 

前回から引き続きのテーマとなっている「melancomic」とは、「melancholic（憂い）」と「comical（笑い）」を掛け合わせた造語です。悲しみや哀愁といった陰の情感と、可笑しみや滑稽さといった陽の要素が、相反することなく、あるいは曖昧に交錯する状態を表しています。陰と陽がどのように重なり合い、ひとつの画面がいかにして構成されているのか。八木さんが継続して描いてきた「部屋の中の光景」、その普遍的な“部屋”という空間を通じて立ち現れる「melancomic」な世界が、新たな壁面に広がります。



〈ワークショップ「melancomic ゼミ @TAG」開講！〉

八木宇気（Hiroki Yagi）さんの個展 開催にあわせて、ワークショップ「melancomic ゼミ」を開講いたします。今回のワークショップでは、画家・イラストレーターとして活躍する八木さんが、日頃から作品制作のテーマとしている「melancomic」について、参加者のみなさんと一緒に思考を深め、表現へと落とし込む試みを行います。あくまで“ゼミ”のような場ですので、リラックスした雰囲気の中で、自分なりの「melancomic」を探ってみましょう。正解はありません。写真、音楽、文章、コントなど、ご自身が自由に表現できるものであれば何でもOKです。
 

創作に興味があるけれど、なかなかきっかけがつかめない……そんな方にもぴったりな、1日限りの「melancomic ゼミ」。どなたでも気軽にご参加いただけます。当日は、併設カフェ・TEGAMISHA TERRACE のスイーツとドリンクもご用意しています。おいしい時間を楽しみながら、創作のひとときをご一緒しましょう！

 

開催日　2025年7月26日（土）
時間　14:00～17:00
定員　8名　※小学校高学年以上～
参加費　2,300円（税込）　※スイーツ+1ドリンク付き

【ご予約】
イベントの詳細・お申込みはこちら（別ページ）


▼八木宇気（Hiroki Yagi）

画家・イラストレーター。1991 年、新潟県長岡市生まれ。東京を拠点に活動を行う。主にiPadと油絵具を使用し絵画作品・イラストレーションの制作に取り組む。 画家としてギャラリーやアートフェア等で作品の発表を行い、 枕崎国際芸術賞展(2025)やARTE LAGUNA PRIZE(2023)など国内外のアワードでの入選,入賞経歴をもつ。 同時に文芸作品の装画や音楽作品のアートワークを中心としたイラストレーション制作も精力的に行なっている。

Instagram @melan.comic




【HIROKI YAGI -Melancomic ROOM-】

会期 2025年7月24日（木）- 8月3日（日）

※月・火定休日

開廊時間 12:00〜18:00
会場  TEGAMISHA ART GALLERY（調布市国領町2-12-19 goodroom residence 調布国領1F）
tel.042-426-4165

カフェ・TEGAMISHA TERRACE（L.O.17:30）も、ぜひ併せてお楽しみください。