「水フェルト」を知っていますか?
ちょっぴり切ない(?)けれど、わかりやすい例で説明すると、間違ってウールのセーターやストールを、洗濯機に入れたら縮んで固まってしまった経験はないでしょうか? (私はあります)
そう、それがまさに「フェルト化」現象。ふわふわの羊毛に、洗剤を少し入れたお湯を含ませ、振動を加えることで繊維がからまってかたまりにしたものを「水フェルト」と言います。
そんな水フェルトを使ったバッグや小物の作り方を教えてくれる本『水フェルトのバッグと小物』が、今月11月12日に誠文堂新光社より発売となりました。著者は、糸つむぎ、ニードルパンチに編み物と、“羊毛のしごと”の楽しさを教えてくれる第一人者であり、手紙社も2007年から約15年(!)と長きに渡りお付き合いさせていただいている緒方伶香さんです。
今までは厚くてぽってりした作品が多かった「水フェルト」ですが、ふだんから羊毛を生活に取り入れている緒方さんの手にかかれば、「パンみたいに軽いベレー帽」「白いBALLET SHOES」など、薄さと軽さを重視した普段使いしたくなるおしゃれアイテムに……!
そこで手紙社の書店「TEGAMISHA BOOKSTORE」では、クリスマス目前の12月21日(土)に緒方伶香さんをお招きして、羊毛のしごとを体験できる2つのワークショップを開催! 羊毛の暖かさが嬉しいこの季節、是非自らの手でふわふわの羊毛がフェルトや糸の姿に変わる楽しさを体験してみませんか?
【緒方伶香『水フェルトのバッグと小物』出版記念ワークショップ】
①水フェルトでつくる どうぶつのスマホケース(キツネ・マレーバク)
『水フェルトのバッグと小物』(誠文堂新光社)p16-17に掲載のどうぶつケースを作ります。
日時:2024年12月21日(土) 10:00〜14:00
会場:TEGAMISHA BOOKSTORE(東京都調布市下石原2-6-14 ラ・メゾン2階 *TEGAMISHA BREWERY2F)
料金: 7,700円(税込)材料費込み *書籍は含まれません
人数:8名
持ち物:タオル、作品を持ち帰るビニール袋(湿っているのでジップロックなどがおすすめです)
申込み: 2024年11月30日(土)12:00〜
*受付時に、キツネかマレーバクのどちらかをお選びください
https://coubic.com/tegamisha/1796511
②スピンドルで糸つむぎ
スピンドルを使った糸の紡ぎ方を教えていただきます(緒方伶香さんが染めた羊毛を使用します)
日時:2024年12月21日(土) 15:30-18:00
会場:TEGAMISHA BOOKSTORE(東京都調布市下石原2-6-14 ラ・メゾン2階 *TEGAMISHA BREWERY2F)
料金:7,700円(税込)材料費込み *スピンドルは貸し出しとなります(購入も可能です)
人数:8名
持ち物:なし
申込み: 2024年11月30日(土)12:00〜
https://coubic.com/tegamisha/1507807
撮影:原一男
ご注意)
*ワークショップのお支払いは事前支払いとなります。
*お飲み物の持ち込みも可能です。
*針・糸を使わないので、お子さんとのご参加も歓迎ですが、長時間のワークショップとなるため大人を対象としております(お子様と2つ作る場合は2名分のお申し込みをお願いします)
*材料の準備を伴うため、開催7日前(12/14)以降のキャンセル・払い戻しはできません。
*開催時間中までに欠席のご連絡をいただいた場合は、後日店頭もしくは着払いにて材料のお渡しも可能です(作り方は付属しません)
問い合わせ:tel 042-440-3477(TEGAMISHA BOOKSTORE)
2024年11月16日発売
『水フェルトのバッグと小物』
(緒方伶香/誠文堂新光社)
– 緒方伶香 PROFILE –
羊毛作家・イラストレーター。
美大卒業後、TOPPAN(株)に入社。アートディレクションを経て、テキスタイルデザイナーへ。2000年より東京・吉祥寺「アナンダ」(2021年閉店。現在は山梨本店の営業)のスタッフとして羊毛に親しみ、羊毛のある暮らしや作品を紹介。著書に『羊毛のしごと+』『手のひらの動物 羊毛で作る絶滅危惧種』(主婦の友社)、『えんぎもんフェルト』『スピンドルをくるくる回して羊毛を紡ぐ きほんの糸つむぎ』(誠文堂新光社)、近著にイラストを担当した新刊『〈私〉の映画史』(白順社)。
Instagram)https://www.instagram.com/reko_1969/