今日のお手紙

     

Sweedeedeeは普通の一日を幸福にしてくれる麗しき朝食のお店

2015年9月9日のお手紙

I judge a restaurant by the bread and by the coffee.
「俺がレストランを評価する指標は、パンとコーヒーだ」
―バート・ランカスター―

「朝ごはんならSweedeedeeだね」
ポートランドの人々はみな、そう言います。多くのガイドブックにも掲載されています。つまりは有名店なのです。だからぼくが紹介するまでもないのですが、それはそれは素敵なお店なので、やっぱり紹介したいのです。なにせ、ポートランドに来てから3回も通っているので。

何が良いかって空間が気持ち良い。白とグリーンを基調にした空間はカジュアル、かつ、美しい。設計的なポイントを考えると、壁だけでなく天井にも木を張り、白く塗っているところがこのお店の印象を作っているような気がします。

植物もたくさん。飛んじゃっていて見えないと思うのですが、お水のジャーの左のガラス部分に、グラスがずらっと並んでいます。きれい。

こちらはカウンター。まずはここに並んで注文&支払いをするシステム。席取りはその後で。左の棚にはたくさんのレコードとプレイヤー。店内のBGMはこの中から。

レコード棚の右にあるメニュー。このロール紙、欲しいですね。描き文字も素敵。

実際は、お店に入るときにこのメニューを渡されます。フォントも、このメニュー自体も素敵。

カウンターの奥には厨房が見えるのですが、これがまたいい感じ。

トイレを出たところにある棚にはたくさんのコーヒーカップがありました。おそらくすべて作家もの。美しい。

コーヒーは自分で入れるシステム。

お水用のグラス。ポートランドでは、何かの空き瓶をグラスにしているケースをよく見かけます。

 

どのテーブルにも、いつも、花が置いてある。

とても大きなリース。これも、ポートランドのいくつかのお店で見かけます。

そして、何よりも素晴らしいのが食事。こちらはいちばん人気の(きっと!)、Sweedeedee Breakfast Plate。作家ものの器に、自家製パンと目玉焼き、ベーコン、サラダ、ジャム、チーズ、りんごが美しく盛りつけられています。聞いたわけではありませんが、野菜は多分無農薬のもの。明らかに力強さが違うので。たまごもオーガニックのもののような気がします。オーガニックの玉子は、こういう薄い黄色をしているので(色が濃い玉子は、ニワトリさんにいろんな余計なものを食べさせていますのでご注意)。すべてがとても美味しい。食材も、このプレートも、大切に作られているのがわかります。

こちらは、本日のスープとサラダのセット。スープはトマトのポタージュ。パンはもちろん自家製です。

これは、本日のサラダ。写真ではわかりにくいですがボウル状の器に盛りつけられていて、見た目よりもボリュームがあります。

朝8時から開いているのですが、オープン直後からお客さんでいっぱい。地元の人たちに愛されているのがよくわかります。

全体的にカジュアルな空気が流れているのですが、いろいろ見ていると、隅々まで気が配られていることがわかります。清潔な店内、美しい器、カトラリー、花、盛りつけ方、スタッフの服装、笑顔、サービス。自分もカフェを経営しているからわかるのですが、毎日、高い状態でお店のクオリティをキープすることはそう簡単ではありません。そういう基本的なことがきっと高いレベルで出来ていて、さらにとても美味しいひと皿を提供している。それを、これ見よがしにではなく、さりげなくやっているように見える。素晴らしいな、と思います。

前半同行していた手紙社のメロン(別名ウガ)も、「メロン、ポートランドでいちばん好きかも!」と言っていたSweedeedeeは、NorthエリアのSumner通りとAlbina通りが交差したところにあります。ポートランドを旅したら、“訪れなければいけない店”のひとつです。

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