いつもは、前月の手紙社リスト“本”編で花田菜々子さんがセレクトした本と同じテーマで部員さんが選んだ本を紹介していますが、今回は特別編! 新しい年の始まりに新たなチャレンジをしようとするあなたへ! 手紙社の部員が選ぶ「やる気がむくむくわいてくる本10冊」をごらんください!
✳︎ここで紹介した10冊を、手紙舎つつじヶ丘本店の一角に準備しました。どなたでも読むことができますので、カフェタイムのお供にぜひ!
1.『「自分を変える」ということ アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言』
著/齋藤 直子、 木村 博美,発行/幻冬舎
私の人生の転機となった一冊です。 長年勤めていた会社を辞めて、フリーでやっていきたいと思ったとき、この本は誰よりも背中を押してくれました。 今までの安定した環境を手放す恐れ、自分に一体何が出来るのかいう漠然とした不安、周囲の反応に左右され押し潰されそうな毎日。 エマソンが提唱する「自己信頼」(真理は自分の内にあり、その声に従い、自分に正直に生きる)の思想に何度も助けられました。人生において、唯一の罪は自分で限界を定めてしまうこと。 自分に何ができるかは、やってみるまでわからない。 群衆のなかで個人であり続けよ。 遠くに見える一筋の光を求めて、真っ暗闇を迷いながらも進んでいるとき、この本の言葉たちはいつでも私にそっと寄り添い、勇気をくれるのです。
(選者・コメント:Mayamoon)
2.『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』
著/藤由達藏,発行/青春出版社
行動すればいいのに、不安になったり億劫になったりして先延ばしにしてしまう。そんな事ありませんか? そうしているうちに、もっとやりたくなくなってしまう……。夏休みの宿題の日記を、最終日に無理矢理思い出しながら書くような経験、あります……よね? この本は、そんな心の先延ばしを無くし、行動していくための教科書です。すぐ行動することの重要性を説き、
1.何故行動しないのか? その原因を知り
2.行動するための考え方を学び
3.行動出来る様に自分を変える
わかりやすい! 「行動してしまえばあとが楽」。読むとやる気出ます。 とは言っても、行動する事が億劫になるのもこれまた人情だったりします(笑)。 思うだけじゃなくて、行動した方が人生楽しくなるという事を知るだけでもいいです。まず億劫がらず、この本を1ページ読んでみませんか?
(選者・コメント:田澤専務)
3.『運転者 未来を変える過去からの使者』
著/喜多川 泰 ,発行/ディスカヴァー・トゥエンティワン
なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ……。 不思議なタクシーが突然目の前に現れて、物語が始まります。 「運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。使う・貯めるで表現するものなんです」
ポイントカードの秘密知りたくありませんか? 読み終わったころには、視界がぱぁっとひろがって、やる気がむくむくわいてきます! 次は私のところにタクシーくるんじゃない? って本気で期待しちゃったりして。 読みやすくて面白い! それでいてしっかりと心にメッセージが届くおすすめの一冊です。
(選者・コメント:HAPPY 弥生)
4.『ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にしてならず』
著/ヤマザキ マリ,発行/毎日新聞出版
「はじめに」に凝縮されたヤマザキさんの人生哲学に、あなたは苦笑するか、頷くか。人生の理想や目的は、失望や諦めとセットである。予定調和などない。悩んで消費する時間と、楽しく生きようと努力する時間、自分がどちらの時間を生きるかは、自分で決めるしか、ない。だから、ヤマザキさんは真剣にこたえます。生きてりゃ遭遇するであろう悩みの数かずに、正面から、奥行きから、「なぜ」悩むかを広げます。「私にはできません」「そんなひと、いっぱいいます」「こう捉えたらどうでしょうか」。私もできれば幸せになる方向へエネルギーを使いたい。たとえばプリン・ア・ラ・モードとルーローハン両方食べたかったなあ、ではなくて。次はルーローハン、という楽しみができちゃったなあ、という具合ですね(初出は2017-2021毎日新聞掲載「人生相談」)。
(選者・コメント:まっちゃん)
5.『メンタル強め美女白川さん』
著/獅子,発行/KADOKAWA
嫌味、ひがみ、マウント、妬みなどの言動が目立ちやすいこの頃。つい気になりがちで、その分落ち込んでいる状態の時こそ、この漫画を読んでほしいです。主人公:白川さんは、表紙の通り美人さん。ネガティブをポジティブに自己肯定感高めに昇華しています。一見女性の憧れを詰め込んだキラキラ系の話かと思いきや、外見・肌の悩み・性格など……人間誰しも持っているコンプレックスに、白川さんが、可愛く優しく時に強く、読者の心に寄り添ってくれます。 周りのキャラクターも「こんな悩みある」「こういう人いる」とリアリティで、温かいキャラクターも多いのが魅力的。 白川さんから学んだのは、しんどい時こそ、自分で自分を褒めるのは大事だということ。 落ち込んだ時は、白川さんの「私は私、可愛く、強く!」をモットーに。 物語内の元気が出るアイテムも必見です!
(選者・コメント:ジャスコ)
6.『構成/松永きなこ』
原作/ピエール杉浦,漫画/清水 しの ,発行/スクウェア・エニックス
いわゆる冴えないクラスの三軍女子が、好きなお笑いタレントの番組の投稿コーナーで採用され、人を楽しませることの楽しさを知り、放送作家という職業の一軍を目指して奮闘するお話です。キラキラして見えていた人気者の同級生たちの必死の姿や、本物のプロフェッショナルな人の姿に圧倒されながら、番組の最後にながれるテロップに「構成 / 松永きなこ」と流れることを夢見る、メインのスターではなく、そのスターを支える人たちの熱い思いが伝わってきて、読みおわったらやる気がでてくる話です。
(選者・コメント:ぬりえ)
7.『体操をつくる』
著/川﨑智子,発行/土曜社
肩こりがあったり、なんとなく身体が不調をきたしている。整体やセルフケアに興味があるけど、なかなか店に行くのが面倒な人にオススメの本です。著者の整体師さんが、ワークショップ形式で色々な方の悩みに答えてくれます。悩み→悩みについてのお話し→体操→癒しの絵付き。なかでも面白いのは、『あいうえお』と言う時に好きな音で笑うというもの。あははは、いひひひひ。年の始まりに、大きな声を出しながらやりたい体操です。
(選者・コメント:三重のtomomi)
8.『開くたびにワクワクする 和気文具の手帳アイデア』
著/今田里美,発行/KADOKAWA
大阪にある和気文具というお店をご存知でしょうか? 一度でいいから訪れてみてください。 この本の中にも店内の素敵な雰囲気が伝わってくる写真が掲載されています。 手紙社の部員になって初めて手帳デコと出会い、この本にも出会えました。 部員になる前の「手帳」と、 部員になってからの「手帳」は何かがちがう! このページのようにわたしの手帳も素敵に書いてみよう!! と、やる気がむくむくわいてくる本です。
(選者・コメント:あっこ)
9.『パリでメシを食う。』
著/川内有緒,発行/幻冬舎
パリで食事をしたことはあるけれど、メシを食ったことはない。おそらく、あなたも。 これはパリで働く日本人10人のお話。著者が直接インタビューを重ね(長い人では5年も)、ここに辿り着くまでの背景も丁寧に掘り下げられている。 彼らは特別な人はではない。仕事に悩んだり、失敗したり、喜んだり、小さなことに幸せを感じたりする。異国の地に暮らして”パリでメシを食う”姿に、前に進んでいく姿に励まされる。各章の終わりに、何人かは写真が載っている。10人の内の1人であるカメラマンによるもので、こんな表情ができるように毎日を過ごしたい、と思う。カメラマンの言葉を借りれば「日常とは決して平凡という意味ではない」のだ。もちろん、あなたにとっても。
(選者・コメント:mayuko )
10.『成功の神はネガティブな狩人に降臨する』
著/角田陽一郎,発行/朝日新聞出版
タイトルだけではなんのこっちゃ分からない。なんだか矛盾していて怪しげな雰囲気も漂うが、中身は至ってマジメな理論と実践に基づいた、あらゆる仕事に通じる企画術! 著者は人見知りでネガティブな、人気テレビ番組を手掛けるプロデューサー。企画を会社に”採用”されたことはないけれど、”実現”させ、”神頼み”で夢を叶えて……と紹介すればするほどやっぱり矛盾がある様に見えるが、読めば納得。既成の枠を超える人は考え方も規格外。
・W杯を見に行く方法
・終わらないコンテンツになる方法
・未来の夜明け前を楽しむ方法
を、一緒にワクワクしながら考えてみませんか(やっぱりちょっと怪しい!?)
(選者・コメント:部員S)